ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド

ファンドの特徴

このファンドは、ブラックロック・ジャパン株式会社が運用する、債券(国内/海外)、株式(国内/海外)、リート(国内/海外)および商品の7つの資産クラスに投資するバランス型ファンドです。愛称は、iパズル。
R&I ファンド大賞 2022において、「投資信託/バランス比率変動型(標準)」の部門で、優秀ファンド賞を受賞したファンドです。

ポートフォリオの基本比率は公開されていませんが、実際のポートフォリオがどうなっているかは、月次レポートで確認できます。2025年5月末現在、先進国債券に約33%、先進国株式に約46%、国内リートに約10%投資するポートフォリオになっています。2022年5月末時点の純資産残高は、127億円になっています。

過去5年の履歴からリスクを計算すると約9%です。株式指数のリスクよりは小さいが、外国債券のリスクよりは大きいい程度の数値です。運用は、各資産クラスでは原則的にインデックス運用になっているようです。アセットクラスの組み入れ比率は、「運用者の知識や経験に基づく分析・判断(定性分析)と、市場のデータやモデルを用いた分析(定量分析)の双方を用いて、資産配分比率を決定します。 」と記されていますが、過去のアセットアロケーションは確認できません。

※ 2022年6月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

 

ポートフォリオ

2022年5月末時点のポートフォリオは、国内債券0.9%、先進国債券33.2%、国内株式6.9%、先進国株式45.9%、国内リート10.7%、現金等2.4%です。

運用体制

ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ・エイ

アクティブ/パッシブ

パッシブ運用(アセットクラス)

販売会社

SMBC日興証券、みずほ銀行、PayPay銀行、楽天証券、SBI証券、松井証券

資産残高の推移

ファンドは2014年5月に設定。設定以後、2018年8月ごろまで右肩上がりでおおむね単調に純資産残高が増加し、その後現在に至るまで微減。2022年6月現在、約123億円の純資産残高になっています

購入時手数料等

1.10%(税込)

信託財産留保額

なし

信託報酬

年0.913%(税込)

収益分配金

ファンド設定以来、7期経過していますが、収益分配金が支払われた実績はありません

このファンドに対するコメント

このファンドは、R&I投資格付け情報センターの「R&I ファンド大賞 2022」の「投資信託/バランス比率変動型(標準)」 部門で、優秀ファンド賞を受賞したファンドです。

パッシブ運用で有名なブラックロックの運用するファンドですが、日本のマザーファンドに投資するファミリーファンド形式のファンド形態を採っています。運用はブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ・エイが担当することになっています。

直近5年間の定量分析を実施すると、リターン、リスクともにはTOPIXを下回る水準です。シャープレシオやソルティノレシオは、TOPIXを上回っていますが、競合するファンド(ここではセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)と比較すると、あまり運用成績が良いようには思えません。比較すると2021年の運用成績に差異があるようですが、過去の配分比率が確認できませんので確認できません。

過去の記事

のむラップ・ファンド(積極型)

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)

BNYメロン・リアル・リターン・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

スカイオーシャン・コアラップ(成長型)

世界経済インデックスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

マネックス資産設計ファンド<育成型>

JP4資産バランスファンド 成長コース

ピクテ・マルチアセット・アロケーション
・ファンド(クアトロ)

グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)

GW7つの卵

結い2101

アライアンス・バーンスタイン・財産設計 2040

投資のソムリエ

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

リスク抑制世界8資産バランスファンド
(しあわせの一歩)

野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信
(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)

eMAXISバランス(8資産均等型)

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープンの投資戦術と資産運用の推移

7月第1週の市況

2022/6/27    月

米国市場ではSP500が3.1%と大幅な上昇となった。しかし、ミシガン大消費者信頼感指数は予想以下となり50をわずかに上回る程度になった。クルーズ運航のCarnivalは第2四半期の売り上げが前期に比べて50%以上増加し、株価は12%上昇。FedExは利益が予想を上回り、株価は6%上昇。欧州市場では、小売り関連が中心となり市場は下落。オンライン小売りのZalandoは利益が減少するとの予想を示し、株価は12.8%の下落。英国では消費者信頼感が史上最低になった

2022/6/28    火

米国市場では、耐久消費材、中古住宅販売が予想を超えて上昇し、原油価格が上昇しエネルギー株が値を上げたが、金利に感応度の高いAmazon、Microsoft、Alphabetなどが値を下げ、主要指数は値を下げた。欧州市場では、中国での新型コロナウィルス関連の制限が緩和されたことがセンチメントを改善させ、市場は2週間来の高値水準になった。ただし、イタリアでは公益株が下落し市場全体も下落した。ドイツのProsusは中国のTencent株を売却することを公表し株価は15.7%上昇した

2022/6/29    水

米国市場ではSP500が2%、NASDAQが3%それぞれ値を下げた。カンファレンスボード指数が2021年2月以来の低い水準になり、短期の予想がここ10年で最も悲観的な水準になった。11のセクターのうち10のセクターが値を下げ、一般消費財が最も値を下げた。原油価格が上昇したため、エネルギーのみが上昇。Nikeは売り上げ予想が予想以下となり株価は7%下落。欧州市場では、中国の新型コロナウィルスの規制緩和と、原油価格の上昇により、株式市場は上昇。サウジアラビアとUAEが原油を大幅に増産することができないとの見通しを示し、石油・ガス関連株は2%上昇。アジア関連のスタンダード・チャタードやHSBC、さらに、LVMH、Richemontなどが上昇

2022/6/30    木

パウエルFRB議長はインフレを抑えるために金融政策を引き締めることを強調し、ダウは幾分上昇したが、NASDAQは横ばい、SP500は幾分下落。第1四半期のGDPは予想外に下方修正され年率で1.6%の下落となった。イールドの上昇が止まり、アップルやマイクロソフトなどが1%以上上昇。しかし、バンクオブアメリカが半導体需要が弱くなると予想し、NVIDIAは2%、AMDは3%株安になった。世界経済の成長の鈍化がエネルギー需要の減少につながると考えられ、エネルギー株は3%以上下落。クルーズ会社のCarnivalはモルガンスタンレーが目標株価を引き下げたことから株価は14%下落

2022/7/1    金

米国では、5月の可処分所得は下落し、インフレは高止まりしている。主要3指数はいずれも下落し、NASDAQは上半期で史上最大の下落となり、SP500もここ半世紀で最も下落した。11あるセクターのうち8セクターが下落。公益株が最も上昇し、エネルギーは最も下落した。Walgreens Boots Allianceは4分の3ほど利益が下落し株価が7.3%下落した。欧州ではECBが独仏蘭の債券の満期に伴い、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャの国債を購入することになった
 

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