代理店の“ありがたいお節介”~その2

翌日、受診に行くと、前日の分と合わせて1万5千円ほど治療費がかかったふと思ったのは、傷害保険に加入していること。補償内容は全く覚えていなかった。それでも、FP仲間の代理店にお願いしていたこともあり、「保険金もらえる?」と聞いてみた。「もらえるよ」というメールがすぐに返ってきた。治療が終わったら請求しようということになったが、1週間後に抜糸に行ったら、なんとそれで治療は完了とのこと。衝撃は大きかったが、治療は救急を含めて3回で済んでしまった。

代理店の友人からは、「そういえば、昨年も骨折して通院してたよね」との指摘を受ける。併せて請求するから資料を準備するよう指示を受けた。事故が起こった日は覚えていないと伝えると、友人が私のSNSから骨折した直後の書き込みを見つけてくれた。そのおかげで、事故の発生日を特定できた。SNSが意外なところで役に立ったわけである。

代理店の友人の“ありがたいお節介”のおかげで受け取れる保険金は少し増えた。それでもこういった“ありがたいお節介”をしてくれる代理店で契約している人の数はきっと減っている銀行などの金融機関が代理店になっている場合には、保険金の支払いの部分でサポートを受けることができるのであろうか?私のケースの場合、事故を支払いの対象とする傷害保険であるため保険金が支払われるかどうかの見極めで問題になる場合は少ないだろうが、これが、特定の疾患だけを保障するような医療保険や高度障害保険金など、保険金の支払いの判断が微妙になるような場合に、保険代理店が保険契約者等に適切なアドバイスをできるかどうかは大切なポイントだと思う。

この記事は、週刊インシュアランスに掲載されたものを、出版社の許可を得て転載したものです。保険関係者に好評の生命保険統計号もこちらからご購入いただけます。

代理店の“ありがたいお節介”~その1

「今年の梅雨は特に雨が多くて、梅雨の期間も長くいので、早く夏にならないかなぁ」と思っていたところ、雨で足を滑らせてケガをしてしまった。転んだ場所は自宅のベランダ。雨でぬれたベランダに出たところで体が宙に浮くくらい仰向けに転んだ。そのまま、頭を打ち付けたらしく。意識は失わなかったが、どこにあたったかは分からなかった。気が付くと出血している。頭を触ると、頭の形がゆがんでいて、切り口もある。後頭部なので手で触るしかなかった。一人暮らしの私は、救急車を呼ぶべきか迷った。しかし、よく見るとベランダにはかなりの量の血がついている。部屋の中も血で汚れている。結局、救急車を呼ぶことにした。

救急車が来て、救急隊員の人にストレッチャーに載ってくださいと指示された。歩いてもいけそうな気がしたが、救急隊員から見ると私は頭を打った患者、素直に指示に従うことにした。「このあたりで、CTスキャンが撮れる病院に連絡しています」と告げられた。『そうか、CTスキャンまで取る必要があるんだ』と、半ば、あきらめたように納得して待った。いまどき、救急車は受け入れ先の病院が決まらないと動いてくれない。幸いにも、病院はすぐに決まった。「これから、府中の〇〇病院に行きます」そう告げられた。後で考えると、川崎市北部の総合病院にしてほしいとお願いしたほうがよかったと、少しばかり後悔した。なぜなら、仕事場に近いほうが通院に便利だから。

救急車の中と、病院ではとてもスムーズに処置が行われた。救急車が来るまでの間に、お薬手帳がいると思って、持参したことも役に立ったようだ。CTスキャンは思った以上に時間がかかり、幸いなことに、脳の内部には異常は見られず、最後に、頭の傷を縫ってもらって治療は終了。ちなみに、初めて、医療用ホッチキスのお世話になった。後頭部なので、見えるところではないのだが、麻酔も何もなく、「ちょっとチクッとしますよ」といわれて縫合は終了。

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