資産運用とライフプラン

この前

資産運用について、いまどき風の解釈をすれば、『投資とは、ライフプランの中で考える資産運用』ということができる。投機を否定しても資産運用は考えられない。ライフプランを先に考えることが、資産運用を考えるために不可欠になる。どの程度のお金がどの時点で必要になり、お金の比較的余裕があるのはどの時期かを考えて、その時間を上手に使うのが、ここでいう資産運用ということになるのであろう。

投機の否定として投資(資産運用)を考えるのではなく、ライフプランを管理する手段として、就労があり、節約があり、そして、投資(資産運用)があるということが、私が伝えたかったことである。

この講座では、第2分冊はケーススタディ編となっている。様々な世代の、様々な家族構成の世帯のライフプランの中で資産運用をどのように考えるのかを紹介している。

ファイナンシャル・ゴールをかなえる 資産運用アドバイス実践講座~紹介動画

2021年に、近代セールス社が提供する通信講座に「ファイナンシャル・ゴールをかなえる 資産運用アドバイス実践講座」が加わりました。

この講座は、金融機関勤務者ファイナンシャルプランナー(FP)などが、ライフプランニングの中で資産運用をアドバイスするときに考えておきたいことを、“ファイナンシャル・ゴール”というキーワードを軸に学習するものです。 伝統的なファイナンスの考え方から、投資家と市場の合理性を考え、行動ファイナンスも考えます。特に、投資家は合理的でないことは明らかです。 さらに、(金融)ジェロントロジーの視点についても紹介しています。資産寿命が大切なのではなく、ジェロントロジーで大切になることは、意思決定支援です。 ファイナンシャル・ゴールの設定は、ライフプランをより現実的に考えるのに役立ちます。そして、ポートフォリオの概念も変わってくることを紹介しています。 たくさんのケーススタディも掲載しています。“おひとりさま”や“ひとり親世帯”のケースも含めて紹介させていただいています。 最後に、ファイナンシャル・ゴールを成功させるために必要なものを考えています。積立投資や長期投資が大切であることをまとめたものですが、「積立投資や長期投資が大切である」というまとめではなく、積立投資や長期投資を実現するための方法を具体的に考えてまとめとしています。