3月第1週の市況

2026/3/2    月

米国市場では、トランプ大統領の関税問題と世界的な地政学的な金曜の高まりを背景に市場は値を下げた。主要3指数はいずれも値下がり。英国の住宅ローン会社の破綻に影響を受けてJefferies FinancialやWells Fargoといった銀行株が大きく値を下げたため金融関連が値下がり。さらに、AI関連の混乱の中、半導体やソフトウェア株が1%以上値を下げる。ディフェンシブな日用消費財、ヘルスケア、公益といったセクターは値上がり。また、生産者物価指数が予想以上に上昇し、Fedが金利を下げにくくなったとも見られている。欧州市場でも、金融やAI関連は軟調であったが、好調な企業収益に支えられて市場は上昇。住宅ローン関連ではBarclaysが4.2%値を下げた。また、スペインのSantanderも2.8%株価下落。一方でヘルスケアや飲料関連が値上がり

2026/3/3    火 

米国市場では、当初値を下げたが、その後、市場は上昇し、主要3指数はいずれも値を上げた。旅行・航空業界は旅行のキャンセルなどの影響で値を下げたが、エネルギー関連の上昇がそれを補った。また、Nvidiaが2.8%、マイクロソフトが1.5%株価が上昇し、先月の大きな下落から幾分回復。Lockheed ​Martinが2.5%株価を上げるなど、防衛関連も値を上げた。欧州市場では、米イスラエルのイランへの攻撃の終結が見えない中、ここ3か月で最大の値下がりとなった。また、ボラティリティ指数は11月中旬以降で最高の数値になっている。HSBC、Santander、Allianzなどが3-5%値を下げる中、銀行セクターは3.2%の値下がり。そのほか、産業、高級品といったセクターも値下がり。一方で、エネルギーセクターは原油価格の上昇を受けて上昇。BP、Shell、TotalEnergiesなどが2-3%の値上がり。ルフトハンザ、IAG、Air France KLMなども5.5-9%値を下げた

2026/3/4    水

米国市場では、中東での紛争が当初予想していたより長期化しそうであることが懸念され、主要3指数はいずれも値を下げた。航空関連は当初値を下げたが、午後にはAmerican Airlinesが1.5%の株高になり、結果的には値を上げた。金融株は全体的に値を上げたが、Blackstoneは主要ファンドへの解約の申し出が急増し、株価は1.2%値を下げた。Targetは年間の販売が予想を超えたことから7%以上株価上昇。ISM指数は新規受注が伸びたこともあり2か月連続の上昇となった。欧州市場は、株価は大きく値を下げた。特に、中東への関与の強い英国の銀行ではHSBCが5.2%値を下げるなど、銀行関連が大きく値を下げたほか、すべてのセクターで値下がり。航空株も大きく値を下げ、Air France-KLMは8%近く株価下落

2026/3/5    木

米国市場ではイランの情報機関がCIAとの対話を望んでいることが報じられ、株価は主要3指数いずれも上昇。Nvidiaが2.3%、Amazonが3.7%、Applied Digitaが9.3%などテクノロジー関係が上昇。 ConocoPhillipsが2%以上値を下げるなどエネルギー関連は値下がり。欧州市場でも株式はリバウンド。センチメントが安定した。セクター別では銀行や旅行・レジャー、あるいは、産業やテクノロジーなども値上がり。一方で、PMI指数は幾分上昇。ドイツは4か月連続で成長したが、フランスは指数は縮小し、イタリアでは成長が鈍化した。英国の住宅会社VistryはCEOが退任することを公表し、株価は25%下落

2026/3/6    金

米国市場では中東での紛争が6日目に入り、原油価格の高騰とインフレへの懸念から株式市場は主要3指数がいずれも値下がり。原油価格は8%上昇し、1バレルあたりおおむね80ドルに達した。Broadcomは来年のAI関連尾売り上げが1000億ドルを超えると予想し、株価は3.2%上昇。欧州市場でも中東の紛争が収束する気配がない中、株式市場は当初値を上げたが、最終的には値を下げて終わった。輸出関連株であるSiemens Energyが約6%値を下げたほか、Rolls-RoyceやRheinmetallなども5%以上値下がり。ECBは2026年金利を維持するとみられているが、インフレへの警戒感が強まっている。害虫駆除のRentokil Initialは年間利益が4%上昇し株価は10%以上上昇

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2月第4週の市況

2026/2/23    月

米国市場では、最高裁判所がトランプ関税の無効を認定し、株式市場は主要3指数がいずれも値上がり。Alphabetが3.7%、Amazonが2.6%、Appleが1.5%ぞれぞれ値を上げた。セクター別ではコミュニケーションサービスや一般消費財が値上がり。クラウド関連のAkamai Technologiesは第4四半期の利益が予想を下回り株価は14%下落。欧州市場でも米国の司法判断が市場を引き上げ史上最高値を更新した。高級品ブランドのMonclerは四半期の販売が伸び、株価も13.4%上昇。保険会社のSiegfriedは年間の収入が予想を下回り8.8%値を下げた

2026/2/24    火

米国市場では、関税問題でトランプ大統領からの脅威が増えたとみなされ市場は下落。主要3指数はいずれも値を下げた。ソフトウェアと金融の値下がりが大きい。金融は3.3%値を下げ、AI関連の混乱の影響を受ける形でソフトウェアは4%値を下げた。また、大雪になったために、航空や運輸関連の株も値を下げた。Eli Lillyは減肥薬の比較テストでライバルのNovo Nordiskより良い結果を納めたことから株価が4%上昇。Domino’s Pizzaは第4四半期の売上が予想を超えたため株価が4.4%上昇。欧州市場でもトランプ大統領が課すると公表した新たな関税が影響を及ぼし、株式市場は下落。ドイツの株式指数DAXは1.1%の値下がりとなった。Eli Lillyの薬に実験結果で劣後したNovo Nordiskは16.5%株価下落。エネルギー関連は原油価格の上昇に伴い値を上げたが、金融関連は2.1%値を下げた

2026/2/25    水

米国市場では、半導体やソフトウェアが値を上げ、主要3指数はいずれも上昇。AI関連のAnthropicは投資や人材といった分野のプラグインでロイターなどと協業することを公表。Thomson Reutersの米国上場株は11.9%値を上げ、FactSetやSalesforceなども5%前後の値上がり。前日大雪のために値を下げた航空株はリバウンド。Advanced Micro Devicesは今後5年で600億ドルのAI半導体をMetaに売却することを公表し、Advanced Micro Devicesは8.8%の値上がり。欧州市場では当初値を下げたが、その後、回復し市場は値を上げて終了した。銅価格が値を上げたために基礎資源株が値を上げたほか、日用消費品や公益といったセクターが値上がり。Advanced Micro DevicesがMetaに半導体を売却するニュースは影響を及ぼし、ASMLやInfinionといった関連株が1%以上値を上げた

2026/2/26    木

米国市場では、市場終了後に公表されるNvidiaの四半期決算を前に、同株が2%以上値を上げたこともあり、主要3指数はテクノロジー株にけん引される形で値を上げた。銃製造のAxon Enterpriseは四半期の業績が予想を超えたために株価が18.1%上昇。太陽光発電のFirst Solarと住宅関連のLowe’s Companiesは売上が予想を下回ったことから、それぞれ、14.4%と4.5%値を下げた。欧数市場では銀行株などの値上がりにより株式市場は史上最高値を更新。HSBCは年間の利益が予想を超え、株価が8%ほど上昇し、銀行株全体でも2.8%の上昇となり市場を支えた。また、米国のAIスタートアップ企業のAnthropicがいくつかの企業とプラグインでの提携を表明したことがAI関連の世界的な市場の改善につながった。鉱業や公益といったセクターも史上最高値を更新。風力発電のタービン製造のNordexは2025年のコア利益が予想を超えたことを公表し、株価は17.4%上昇。飲料メーカーのDiageoはここ4か月で2回目となる年間販売予想を引き下げ、配当も減額することを公表し、株価は12.7%下落した

2026/2/27    金

米国市場では、昨日の市場終了後に四半期決算を公表したNvidiaについて四半期決算は予想を超えたものになったが、売り上げの増加が鈍化していることが報告され株価は4.1%下落。このことからNASDAQは大きく値下がり。一方で、循環株が堅調であったことからダウの値下がりはわずかにとどまった。ソフトウェア関連ではSalesforceが3.1%の株価上昇となり、ソフトウェアセクターは上昇。欧州市場では、企業業績は好調であったが、テクノロジー株が値を下げ、市場全体では値下がり。ASML,ASM、BE Semiconductorなどの銘柄が4%ほど値を下げた。また、ヘルスケア関連も1%値下がり。2025年の利益が4割増となったRolls-Royceは3.2%の株価上昇。堅調なデータセンターの需要を公表したSchneider Electricは3%株価上昇。アクティベストからの要求に対してLondon Stock Exchange Groupは自社株買いを公表し、株価は9%上昇

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