6月第1週の市況

2026/6/1    月

米国市場ではDELLの株価上昇がテクノロジー株をけん引し、また、イラン関連の合意への期待感から株式市場は主要3指数はいずれも値を上げた。ただし、小型株中心のRussell2000は値下がり。DELLは通年の売上・利益予想を上方修正し株価は32.8%上昇。同業のHewlett Packard Enterpriseも12.6%、Super Micro Computerも11.6%の株価値上がり。大型株ではAlphabetが2.5%値を下げたほか、日用消費財のCostcoとWalmartが、それぞれ、3.9%、2.6%の値下がり。トランプ政権が国内産自動車に82%の北米内での自動車部品を使うことを求め、GMやStellantisの米国上場株は値を下げた。欧州市場では、わずかに市場は値を上げた。エネルギー価格に敏感な航空株は、LufthansaやAir Franceがともに2%以上株価上昇。ロシアのドローンがルーマニア国内で爆発したことにNATOが警告を発し、防衛関連株は値を上げた

2026/6/2    火    

米国市場では米イランの和平交渉に期待が集まるとともに、AI関連で新規半導体が公表されたことから株式市場は上昇。ただし、ダウは値を上げたもののおおむね横ばい。Nvidiaはマイクロソフトの新PCに採用される半導体を開発し、Nvidia株は6.3%、マイクロソフト株は2.3%株価を上げた。Qualcommは8.8%、インテルは4.7%株価を下げたが、Micron株は6.6%株価上昇。フィラデルフィア半導体指数は1.1%の上昇となった。米国では、物価上昇を見据えて早めに在庫を注文するようになったことから、工場出荷は上昇。一方、欧州では戦争の影響で需要が抑制されることになった。欧州の株式市場では軟化。英国のEsayJetは米国の投資会社Castlelakeが買収を検討すると表明したことから株価は10%上昇。また、米国のAI関連株の値上がりに連動して、SAPが8.1%、Sage,Dassault Systemes、Nemetschek、Temenosなどが7~8%株価が上昇するなど、ソフトウェア関連株が好調

2026/6/3    水    

米国市場ではAI関連の追い風と中東の緊張の間でバランスが取れ、市場は大きく動くことはなかった。ダウととSP500は値を上げ、小型株中心のRussell2000はより大きく上昇したが、NASDAQはわずかに下落。業績が好調であったHPは18%株価上昇。Alphabetは新株発行により800億ドルの調達を公表し2.4%株価下落。Nvidiaが3月に20億ドルを投資したMarvell Technology’sは28.9%の株価上昇。欧州市場でもテクノロジー関連が中心となって市場を引き上げた。収益目標を引き上げたSTMicroelectronicsは15.1%株価上昇。AI関連ではInfineonが9.5%、Schneider Electricが4%それぞれ株価上昇

2026/6/4    木

米国市場ではイラン関連の緊張が高まったとして主要3指数はいずれも軟化。小型株中心のRussell2000は主要3指数よりも大きく下落。金融やテクノロジー関連の株式が下落。ただし、フィラデルフィア半導体指数は上昇。ソフトウェア関連も軟調。スイスの運用会社Partners Groupが解約に制限を付けて16.3%値を下げたほか、同業のKKR,Blackstone、Blue Owl、Ares Managementなども値下がり。四半期収益が上昇し、20億ドルの自社株買いを表明したGameStopは6%株価上昇。欧州市場でも同様に中東情勢の緊張上昇とスイスの運用会社Partners Groupが株価を下げたことから市場は値下がり。日本ペイントとSherwin-Williamsが買収を断念したため、AkzoNobelは17.2%株価下落

2026/6/5    金

米国市場ではSP500とダウは金融株とヘルスケア株が好調で値を上げたが、テクノロジー関連が軟化したのでNASDAQは下落。Broadcomは四半期決算が予想を下回り、株価が12.6%下落。そのほか半導体関連ではMarvell Technologyは4.9%値を上げたが、Advanced Micro DevicesとQualcommは2.6%、7.7%それぞれ下落。Blackstoneも解約の制限を行ったが、株価は7.5%上昇した。サイバーセキュリティーのCrowdStrikeは経費増大が明らかになり、株価は3.8%の下落になった。欧州市場では原油価格が上昇し、株式市場も値を上げた。フランスのバイオ関連のAbivaxがリバウンドして17.8%株価上昇。一方で、テクノロジー関連は米国のBroadcomの芳しくない決算に影響を受けInfineon Technologies、STMicroelectronicsなどが軟化。Capgemini、SAPなどのソフトウェア関連は値を上げた


 

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5月第5週の市況

2026/5/25    月

米国市場では、中東問題の先行きが明るくなったことに加えて好調な企業収益の影響で、ダウは史上最高値を更新し、SP500は8週連続の値上がりとなった。半導体関連では、Nvidiaは株価をとしたものの、 Qualcommは12%株価が上がったことから半導体指数も上昇。中国系のLenovo Groupが四半期収益が27%増となるなど好調であったことから、Dell TechnologiesやHP Incも15%以上株価上昇。また、長期の国債イールドも下落した。スペインのPuigとの統合の話が潰えたEstée Lauderは12%の株高に。欧州市場でも中東和平への期待感とテクノロジー株の値上がりを受けて市場は1か月来の高値を付けた。テクノロジー関連のInfineon、STMicroelectronics、ASMLなどが大きく値上がり。スペインの化粧品Puigは合併の話がなくなり株価は13.4%下落。スイスの銀行Julius Baerはネットの資金が出超となり株価は6.9%下落

2026/5/26    火

米国市場は祝日のため休場。欧州市場では、AI関連の好調な値動きと米イランの和平への期待感から2か月来の高値を付けた。原油価格が大きく値を下げ、航空関連株が値を上げた。Lufthansaは3.4%、Air ​France KLMは6.2%それぞれ値上がり。AI関連ではASMLが1.5%、Schneider Electricが3.1%それぞれ値を上げた。Delivery HeroはUberが買収提案額を引き上げたと報じられ、Delivery Hero株は12%上昇

2026/5/27    水 

米国市場では、主要3指数ともに値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。中東関係の懸念があったがAI関連の値上がりが勝った。Micronはブローカーが目標株価を3倍に引き上げたために、株価は19%上昇。また、SpaceXなどのIPOにも関心が広まっている。QualcommはTikTok関連の半導体提供に合意間近と報じられ株価は4.5%上昇。Marvell Technologyも6%株価上昇。欧州市場では米国がイランを攻撃したことを受けて株式市場は軟化。原油価格は4%上昇した。BPはガバナンスの問題でCEOを解任し株価が4%下落した。初めて完全なEV車を公表したFerrariはEV市場の落ち込みもあり、株価が8.4%下落

2026/5/28    木

米国市場ではヘルスケアと消費関連株が上昇しダウが史上最高値を更新。SP500とNASDAQはほぼ横ばい。JPMorgan Chaseは今年の経費が予想より10億ドル上積みされそうであることを公表し、株価は2.4%下落。Gillette Indiaが第4四半期の利益が20%以上上昇したことを受けて、Procter & Gambleは3.2%株価上昇。ホルムズ海峡再開の期待感から原油価格が5%下落したことによりエネルギー関連は軟化。Intel、Marvell Technology、Qualcomm、NvidiaなどのAI関連は最近の株価上昇の反動で値下がり。クラウドセキュリティのZscalerは第4四半期の収益が予想を下回り30%以上株価下落。欧州市場ではほぼ横ばい。欧州での4月の自動車登録台数が7%上昇したことから自動車・自動車部品関連セクターは2.5%上昇。AkzoNobelは日本ペイントなどからの買収提案を拒否し、株価は19.5%上昇。プライベートエクイティが保有株を売却したNaturgyは4%株価下落

2026/5/29    金 

米国とイランが休戦の延長に合意した後の報道があり、米国市場では主要3指数ともに値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。また、4月にはエネルギー価格の高騰を受け米国のインフレは過去3年で最高となったことが明らかになった。CVS HealthがEli Lillyの肥満症治療注射薬を増加させる決定をしたことから、Eli Lilly株は4%上昇。来週に新しいコーディングモデルを公表するマイクロソフトは3.5%株価上昇。またあ、ブローカーが目標株価を引き上げたMarvell Technologyも3%値を上げた。欧州市場では米イランの合意により下落幅は緩和されたが、値を下げた取引を終了した。銀行が1%、保険が1.9%とセクター別で値を下げた。フランスの半導体製造関連のSoitecは年間の販売が予想を超えたことを公表し、株価は24.6%上昇

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