5月第3週の市況

2024/5/13    月

米国市場では、Fedの理事が金利の引き下げについてなお不確定とコメントし、来週に公表されるCPIとPPIの統計に注目が集まる中、株式市場はわずかに上昇。ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は2021年8月以来の大きな下げとなった。セクター別では消費日用品が最も値を上げ、一般消費財が最も値下がり。Nvidiaは同社への半導体の供給元であるTaiwan Semiconductor Manufacturingが4月の販売が60%増になったことを受けて、Nvidia株も1.3%上昇。SoundHound AIは、第1四半期の売上が予想を超えたことから株価は7.2%上昇。欧州市場では、欧州での金利引き下げの期待感と、個別企業の好調な収益から、株式市場は史上最高値を更新。公表されたECBの議事録によれば、ECBは6月にも利下げのサイクルに入る見通し。第1四半期のコア利益が好調であったイタリアの公益企業Enelは3.8%株価上昇。ポルトガルの公益企業EDPも同様に3.9%株価上昇。リオティントが買収を検討しているAnglo Americanは株価が1.4%上昇

2024/5/14    火

米国ではCPIの統計やホームデポやウォルマートといった小売り大手の四半期決算の公表を前に市場はほぼ横ばい。マイクロソフト傘下のOpenAIがAIサーチエンジンを公表したことから、AlphabetやMetaが値下がり。アップルはOpenAIをiPhoneに利用する契約を結んだことで株価上昇。欧州市場では自動車関連が値を上げたが、防衛関連が値を下げる結果、市場全体はほぼ横ばいとなった。週後半に公表される域内のインフレとGDP成長率を参考に利下げを考える前段階になっている。Novo Nordiskは需要増により肥満薬のWegovyが供給不足に陥るとのコメントを公表し株価は3%上昇。デンマークの海運会社AP Moeller-Maerskは、紅海での戦闘の可能性が高まる中運送費が上昇し、株価は7%上昇

2024/5/15    水

米国では生産者物価指数が公表され予想以上の上昇となったが、パウエルFRB議長がこれまでの上昇と少し内容が異なるとコメントし、市場の注目はCPIのレポートに移っている。株式市場では主要3指数はいずれも上昇。AIをいかに自社のビジネスに利用するかを公表したAlphabetは0.7%上昇。ホームデポは同一店舗での売上が予想以上に減少したが株価の下落は少しにとどまった。Alibabaの米国株は第4四半期の利益が86%下落し、株価は値下がり。欧州市場では、株価は史上最高値を更新した。ドイツのDelivery Heroは、Uberが台湾のfoodpandaを買収し、Delivery Hero株を新規に購入することを公表したことからDelivery Hero株は26.3%上昇。ヘルスケア関連ではスイスのAlconは第1四半期の業績が堅調で株価は7.5%上昇。Sonova Holdingは2024年の予想を公表し株価は6.7%上昇

2024/5/16    木

米国では消費者物価指数(CPI)が公表され、その上昇率が予想以下であったことから金利引き下げへの期待感につながり、主要指数は上昇し史上最高値を更新した。ダウは基準となる40,000を超え、SP500とNASDAQは1%以上値上がり。また、小売販売はガソリンの高騰が影響して予想外に横ばいとなった。セクター別ではテクノロジーや不動産が値を上げた。個別株ではNvidia、マイクロソフト、Appleなどが上昇。Super Micro ComputerはAI関連のよい買収対象となるとみなされ株価は15.8%上昇。欧州市場では個別企業の好決算が影響して史上最高値を更新した。米国のインフレ統計に影響を受けて不動産やテクノロジー株が上昇。クレジットカード会社のExperianは好調な年間収益の伸びを予想し株価は8.1%上昇。ポルトガルのInPostは第1四半期の好調な利益を背景に、株価が6.2%上昇。同じように第1四半期の利益が堅調であったドイツのコメルツバンクは株価が5.1%上昇

2024/5/17    金

米国市場では方向性のない中、ダウ、SP500、NASDAQはともに当初は値を上げたが、最終的には幾分値を下げた。労働市場では状況はひっ迫しており雇用の伸びは鈍化しているが、新規失業保険申請者数も減少している。ウォルマートは2025年の売上・利益予想がインフレの鎮静化で需要増により堅調になると予想し、株価は7%ほど上昇した。年間の利益予想を引き下げた農業機器メーカーのDeereは4.7%株価下落。バクスシャーハザウェイが投資を公表したスイスのChubb米国ADRは4.7%上昇。欧州市場では株価はわずかに下落した。シーメンスは第2四半期の利益が下落し、株価は6.6%下落した。配当落ちのためにBMWやダイムラートラックが、それぞれ、6.3%と5.1%株価下落。同様にBPも配当落ちで株価は1.5%下落。イタリア政府が保有株を売却したことでEniは2.2%値下がり

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5月第2週の市況

2024/5/6    月

米国では公表された労働統計が予想より弱かったことから、Fedによる利下げへが9月にも実施されるのではないかとの期待感から、株式市場は大きく上昇。アップルは、史上最高の自社株買いを公表し、株価が6%弱上昇。そのためNASDAQも2%の上昇となった。製薬会社のAmgenは体重低下の製薬 MariTideの中間試験結果が好調であったことなどから株価は11.8%上昇。旅行会社のExpediaは年間の収益予想を引き下げ、株価は15.3%下落。欧州市場でも、米国のAppleに連動して値上がりしたテクノロジー株がけん引して1週間来の上昇となった。ソシエテ・ジェネラルは業績予想が低迷し株価は5.2%下落。そのため銀行株全体も値下がり。ライバルの米国のAmgenが肥満薬の実験に成功したことを受け、デンマークのNovo Nordiskは2.5%の株安

2024/5/7    火

米国市場では、Fedの利下げへの期待感から市場は上昇。リッチモンドのバーキン地区連銀総裁は現在の金利水準を維持する政策を肯定するとコメントした。セクター別ではエネルギーが最も値を上げた。Micron Technologyは投資会社のBairdが評価を引き上げたことから株価が上昇。そのほか、Advanced Micro DevicesやSuper Micro Computerも先週の決算で落ちた株価がリバウンド。Skydance Mediaと排他的な協議を行っているParamount Globalは3.1%値を上げた。欧州市場では、中央銀行の金利引き下げへの楽観論が支配し、株価は上昇した。ゴールドマンサックスは2024年の欧州株式市場の予想を3%から6%に引き上げた。サウジアラビアが原油価格を引き上げたおかげで、資源のウェイトが大きいノルウェー市場では株価上昇がほかの市場を上回った。テクノロジー株のIndraは第1四半期の利益が40%上昇したことから、株価が8.8%上昇

2024/5/8    水

米国市場では、Fedの金利引き下げへの期待感から、イールドは軟化したが、ドルは高いままで推移した。ダウとSP500は値を上げたが、NASDAQはわずかに下落。欧州市場では、スイスのUBSがクレディスイス買収後初めて四半期の黒字を計上し株価が7.6%上昇、イタリアのウニクレディも3.6%株価が上昇し、金融株がけん引し史上最高値を更新した。ドイツのInfineonは第2四半期の収益が予想以上となり株価は12.9%上昇し、ドイツのDAXも1.4%の上昇となった。酒造メーカーのRemy Cointreauと Pernod Ricardについては中国の習主席がフランスのコニャックの輸入を容認する考えを示し、両社の株価は上昇

2024/5/9    木

米国市場ではダウが1週間ぶりに39000を超える上昇。SP500は横ばい。NASDAQは値を下げる。10年物国債の売り出しによりイールドは上昇。Uberは予想外に四半期の損失を公表し株価は5.7%下落。自動運転装置で投資家をミスリードする動きがあったとして当局が捜査に乗り出したと報じられたTeslaは株価が1.7%下落。Amazon、NVIDIA、Alphabetなどはイールドの上昇により株価は0.2%ないし1.1%下落。電力会社のVistra Corpが好調な決算を公表し、公益セクターが堅調

2024/5/10    金

米国市場では主要3指数ともに上昇。ダウは7日連続の上昇になった。新規失業保険申請者数は予想外に上昇。イールドが下落したことも株式市場の値上がりの要因になった。アップル、Amazon、Metaはイールド低下の恩恵を受け0.6%-1%の値上がりとなった。デジタルインフラのEquinixは第1四半期の業績が好調で株価は11.5%上昇。そのため、不動産セクターは2.3%上昇。欧州市場では個別銘柄の値上がりの恩恵を受け市場全体は史上最高値まで上昇。スペインの銀行Sabadellは同業のBBVAから買収提案を受け、Sabadell株は3.1%上昇。BBVA株は6.7%の下落。メルセデスベンツが配当落ちで株価が5.8%下落したおかげで自動車セクターは値下がり。シーメンス、ABB、Schneider Electricなどが1%以上の株高

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