「投資家と市場は合理的か」で書いたこと

この前

この章は、大きく2つに分かれている。前半部分は、「合理的な投資家と合理的な市場」についての記述をまとめたもの。どのような内容が書かれているかといえば、順不同であるが、次のような項目について説明している。

リスク回避的な投資家とは”、“リターンを計算しよう”、“トータルリターン”、“時間加重収益率”、“ダウンサイドリスク(下方分散)”、“リスクは一定ではない”、“投資信託協会のシミュレーション、“情報レシオとトラッキングエラー

前半部分の後段では、行動ファイナンスにつながるような項目

CAPMと敗者のゲーム”、“スマートβ(ベータ)”、“絶対リターン戦略”、“資産配分で90%は決まらない

について言及している。

後半部分では、「合理的でない投資家と合理的でない市場」について記述している。ここで書かせてもらったのは、「過去の市場における投資家のセンチメントと非合理的な市場」ということである。

具体的には

バブル崩壊”、“サブプライム危機(リーマンショック)”、“ドルコスト平均法と順序リスク”、“ダルバー効果”、“バリアンス・ドレイン

について記載している。

続き

投資家と市場は合理的か

この前

第2章は「投資家と市場は合理的か」というタイトルである。その概要についてテキストでは次のように案内している。

ファイナンスの基礎的をまとめたのが第2章になります。伝統的なファイナンスの考え方の基礎にあるのが、「合理的な投資家」です。合理的な判断をするとはどのようなことなのか。リスクとリターンの計算方法も一つではありません。そして、投資パフォーマンスを測る尺度も理解してください。一方で、最近、注目されているのが行動ファイナンスです。「投資家は必ずしも合理的ではない」ことも知っておくと理解の幅が広がります。

行動ファイナンスは、数字で説明されるところが少なく、それゆえ、「〇〇効果」など覚えやすいかもしれないが、行動ファイナンスだけを覚えても、批判している相手がわからなければ意味がない。

続く