ファンドの特徴
このファンドは、レオス・キャピタルワークス株式会社が運用する株式ファンドで、ファミリーファンド方式が採用されているファンドです。このファンドが投資するファンドは、レオス・キャピタルワークス株式会社自身が運用するマザーファンド(ひふみ投信マザーファンド )です。子ファンド1、親ファンド1の関係になっていますが、これは、直販ファンドの「ひふみ投信」と全く同じ運用スタイルで運用するために、運用は親ファンドで行い、「ひふみプラス」と「ひふみ投信」で手数料を違ったものにするための技術的な仕組みです。
NISAでは、「つみたて投資枠」「成長投資枠」のいずれも利用できるファンドです。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、8.97% %、12.02 %(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスクは上回り、リターンは下回っています。TOPIXとの相関係数は0.85程度になっていますので、ほぼ日本株式に投資しているファンドを前提にすれば相関はそれほど高くないといえるでしょう。東京海上アセットマネジメント株式会社が運用する「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」と比較すると、シャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが上回っています。
※ 2025年10月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
国内株式 96.04%,海外株式 2.16%,現金等 1.8%(2025年9月末)
運用体制
アクティブ/パッシブ
アクティブ運用
販売会社
福岡銀行、東海東京証券、第一生命保険など
資産残高の推移
ファンドは2012年5月に設定。ファンド設定来、2017年12月までは資産運用残高は急激に資産残高は増加していましたが、その後はおおむね横ばいです。2025年10月末時点で、6396憶円の純資産残高になっています
購入時手数料等
福岡銀行(つみたて投資枠:ノーロード,窓口2.2%),東海東京証券(つみたて投資枠:ノーロード,1億円未満:2.2%)、第一生命(2.2%)など
信託財産留保額
信託報酬
年1.078%【500億円まで】、年0.968%【500億円超】、年0.858%【1000億円超】(税込み)
収益分配金
ファンド創設以来収益分配金が支払われた実績はありません
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このファンドに対するコメント
アクティブ運用のファンドでNISAのつみたて枠投資を使って資産形成をしたいという投資家に向けたファンドです。目論見書上は3.3%を上限に購入時手数料をとれる仕組みですが、NISAのつみたて枠投資を利用する場合にはノーロードで購入できるようになります。アクティブ運用のスタイルは、目論見書に「市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資」と記載があります。また、株式が割高な状態にあると判断したときは、現預金の比率が上がる場合も想定されます
気を付けたいポイントは、直近5年程度で見ると、市場そのものに負けているという事実です。NISAのつみたて投資を意識した信託報酬になっていますが、それでも、パッシブ運用のファンドよりは信託報酬が高くなっています。また、まったく同じ運用で直販タイプの「ひふみ投信」も選択肢として考えられますが、NISAのつみたて投資枠を利用することを考えれば、「ひふみ投信」より「ひふみプラス」のほうが、現状では信託報酬が低くなっていると考えられます。
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