11月第2週の市況

2022/11/7    月

米国市場ではスターバックスや予想以上の業績を公表し株価が8%以上値上がりし、また、中国関連株は中国市場が新型コロナ関連の規制を緩和するとの観測から、アリババが7.1%、JD.comが9.4%値を上げた、主要3指数ともに値を上げていたが、市場終了前に公表された労働統計で失業率が上昇したことが報じられると幾分値を下げて終了した。欧州市場でも、米国の労働環境の悪化がFedの利上げ抑制につながると見て市場は値を上げた。セクター別では基礎素材、家庭用品、自動車などが値を上げた。中国関連ではLVMH,Keringなどの高級品ブランドが値を上げた。鉱業も5%以上値上がり

2022/11/8    火

米国市場では、火曜日の中間選挙を前に市場は上昇。Meta Platformsが大規模な人員削減をすると報じられ、株価は6%以上上昇。マイクロソフトやAlphabetなども2%以上値を上げた。市場では、次回のFOMCの会合での利上げ幅は0.5%とみる人と0.75%とみる人が拮抗している。特別目的会社のDegital World Acquisitionはトランプ・メディア・テクノロジーの取得に応じ株価は66%上昇。欧州市場では、旅行関連がけん引してほぼ7週間ぶりの高値水準。Flutter Entertainmentと過去最高の半期の税引き利益を計上したライアンエアーが、それぞれ、4.2%と3.8%の株価上昇。テレコムイタリアは、第1位の株主のVivendiがイタリアの新政権と新たな計画の検討を開始し、テレコムイタリア株は10.7%株価上昇

2022/11/9    水

米国では中間選挙が始まり、政治的な停滞が起こり大きな政策変更ができにくくなるとみなされる中、主要株価指数は上昇。民主党が勝利すると、テクノロジー株に対する規制が増え、大規模な予算がインフレを促進させるという懸念がある。製薬会社のAmgenがコレステロール薬と肥満治療のデータがよかったことを公表し、株価が6%ほど上昇。暗号資産関連では、BinanceがFTXの米国外の部門の拘束力のない買収に合意し、ライバルのCoinbase GlobalやMicrostrategyなどが値下がり。セクター別では素材や情報テクノロジーなどが上昇

2022/11/10    木

米国では共和党の地滑り的な圧勝とはならなったことから、不透明感の中、主要指数は大きく値を下げた。原油価格は、米国の在庫が上昇したこととロシアが減る損から軍隊を撤退させるよう命じたとのニュースから、原油価格が下落し、エネルギー株は3%下落。ウォルト・ディズニーは四半期業績が予想以下となったことから株価は11%下落。メタ・プラットフォームズは11000人以上の従業員削減を公表し、株価は5%以上上昇。欧州市場では、米国の中間選挙が混とんとしている中、インフレへの懸念から、景気敏感株を中心に値を下げた。米国での在庫が上昇した原油は価格が下落し、エネルギー株は1.8%下落。そのほか、景気循環株では、旅行・レジャー、鉱業、銀行などが1~2%程度値を下げた。第3四半期の純利益が52%減となったコメルツ銀行は、株価が7.2%下落。ABNアムロは純利益がほぼ倍増し、株価が4.4%上昇

2022/11/11    金

米国市場では、消費者物価の上昇が8%を超えなかったことから、Fedの利上げが鈍化する見通しとなり、市場は2年半ぶりとなる上昇。Nvidiaが14%、メタ・プラットフォームズは10%、Alphabetは7.6%株価上昇。セクター別ではすべてのセクターで値を上げた。テクノロジーが8.3%、不動産が7.7%の値上げであった。フィラデルフィア半導体指数は10.2%上昇。欧州市場でも11週ぶりの高値となった。欧州でもテクノロジーと不動産のセクターが堅調で、それぞれ、7.6%と6.4%の上昇。アストラゼネカは四半期の業績が好調で、通年の利益見通しを引き上げたために株価は2.9%上昇。アリアンツも同様に四半期業績が好調で通年の予想を引き上げたことから株価は5.9%上昇

過去の市況を確認しよう!!

1 か月前の市況 1 年前の市況

のむラップ・ファンド(普通型)

ファンドの特徴

このファンドは、野村アセットマネジメントが運用する、債券(日本/外国)、株式(日本/外国)、リートの5つの資産クラスに投資するバランス型ファンドです。ポートフォリオの基本比率は公開されていませんが、実際のポートフォリオがどうなっているかは、月次レポートで確認できます。2025年9月末現在、国内株式に約15%、外国株式に約24%、日本債券に約18%、外国債券に約30%、REITに約13%投資するポートフォリオになっています。のむラップ・ファンドにはリスク・リターンのことなる5つのファンドがありますが、このファンド(普通型)は、予想されるリスクもリターンも真ん中のファンドになっています。2022年9月末時点の純資産残高(2127億円)になっています。

過去5年の履歴からリスクを計算すると約9%です。株式指数のリスクよりは小さいが、外国債券のリスクよりは大きいい程度の数値です。運用は、各資産クラスでは原則的にインデックス運用になっているようです。アセットクラスの組み入れ比率は、「ファンドの投資助言会社である野村證券株式会社が、独自に開発したモデルを用い、各資産の期待リターンや推定リスク、各資産間の相関係数等をもとに最適化した結果を踏まえ決定」と記されています。過去のデータを見ると、2016年に日本株式への投資比率を一時的に下げていることがわかります

※ 2022年10月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

ポートフォリオ

2022年9月末時点のポートフォリオは、国内株式14.6%、外国株式23.5%、国内債券17.6%、外国債券30.1%、外国REIT12.9%です

運用体制

野村證券株式会社(投資助言会社)

アクティブ/パッシブ

パッシブ運用

販売会社

南都銀行、トマト銀行、七十七證券、SBI証券、労働金庫連合会など

資産残高の推移

ファンドは2010年3月に設定。設定以後、右肩上がりでおおむね単調に純資産残高が増加。2022年10月末で約2253億円の純資産残高になっています

購入時手数料等

1.10%(税込・窓口)0.88%(インターネット)(南都銀行)1.10%(中央ろうきん)

信託財産留保額

基準価額に対して0.3%

信託報酬

年1.353%(税込)

収益分配金

ファンド設定以来、おおむね、収益分配金は1万口当たり10円の水準を維持しています。ファンド設定来の収益分配金の合計額は1万口当たり110円です

このファンドに対するコメント

2022年10月末時点においてシャープレシオを計算してみると、「0.47」でした。また、同じように野村アセットマネジメント自身が運用するゆうちょ銀行の専用ファンド「野村世界6資産分散投信(分配コース)」のシャープレシオを計算してみると「0.56」でした。下方リスクを考慮したソルティノレシオを計算すると、このファンドが「0.67」、6資産分散ファンドが「0.82」と計算されます。

いずれの指標を使っても、6資産分散ファンドのほうが運用成績が優っていると結論付けられます。おそらく、運用そのものが本質的に違うのではなく、信託報酬等の手数料の水準の差だと思われます。高い購入時手数料が徴収される場合もあり、前述のとおり信託報酬も低い水準ではないと思います。投資助言会社に野村證券自身が指定されていることから、投資家から見ると、相応の投資助言料を野村證券に支払って運用アドバイスをしてもらっていると考えるとよいでしょう。

トレンド・アロケーション・オープン

楽天資産形成ファンド

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)

ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド

のむラップ・ファンド(積極型)

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)

BNYメロン・リアル・リターン・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

スカイオーシャン・コアラップ(成長型)

世界経済インデックスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

マネックス資産設計ファンド<育成型>

JP4資産バランスファンド 成長コース

ピクテ・マルチアセット・アロケーション
・ファンド(クアトロ)

グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)

GW7つの卵

結い2101

アライアンス・バーンスタイン・財産設計 2040

投資のソムリエ

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

リスク抑制世界8資産バランスファンド
(しあわせの一歩)

野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信
(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)

eMAXISバランス(8資産均等型)

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープンの投資戦術と資産運用の推移