LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

ファンドの特徴

このファンド(LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド)は、PayPayアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。PayPayアセットマネジメントは、YahooLINEを配下に持つZホールディングスの運用会社です。ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式を採用しており、バンガード社が運用するファンドに投資する仕組みです。

このファンドの投資目標は、『低コストで、実質的に世界各国の様々な資産に分散投資する』ことです。資産クラスへの配分は、信託財産の純資産総額に対し株式55%、債券35%、REIT10%を目安としています。

決算は年1回です。直近の分配金は、1万口当たり0円になっています。また、設定来、分配金は支払われていません。

運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、7.99%、11.43%(いずれも年換算)となっています。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(競合ファンド)と比較するとリスク・リターンともにはこのファンドが高くなっています。TOPIXとの相関は0.81と案外高い数値になっています。

実質的な手数料は年0.6235%程度になっています。この水準は、競合ファンド(年0.56%±0.02%程度)と比較すると若干高くなっています。

※ 2022年4月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

ポートフォリオ

2022年3月末時点のポートフォリオは、株式57%、債券33%、REIT10%です。基本配分比率は、株式55%債券35%REIT10%です。

運用体制

PayPayアセットマネジメント(バンガード社)

アクティブ/パッシブ

パッシブ運用

販売会社

楽天証券

資産残高の推移

ファンドは2015年12月に設定。設定以後、右肩上がりでおおむね単調に純資産残高が増加。2022年4月に約88億円の純資産残高になっています

購入時手数料等

なし

信託財産留保額

なし

信託報酬

年0.6235%程度(実質・税込)

収益分配金

ファンド設定以来収益分配金が支払われたことはありません
つみたてNISAの投資対象ファンドです

このファンドに対するコメント

このファンドは、「R&I ファンド大賞 2022」の投資信託 10 年部門において、「優秀」と評価されたファンドです。ちなみに、ファンドの資料によれば、2021年には、NISA部門において「最優秀」、10年部門において「優秀」と評価されています。

ファンドの運用成績は、それほど悪くありませんが、競合ファンドと比較すると少しパフォーマンスは劣るようです。これは、信託報酬等のコストが影響しているのかもしれません。コスト高になる理由は2つあります。一つはREITや新興国諸国へ投資する場合、投資先のファンドの信託報酬が高いこと、もう一つは、競合ファンドに比べて運用会社への信託報酬が大きくなっていることです。競合ファンドとの手数料の差は0.04%(4ベーシスポイント)がなくなれば、ファンドの魅力度はさらに増すかもしれません。

過去の記事

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)

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JP4資産バランスファンド 成長コース

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・ファンド(クアトロ)

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GW7つの卵

結い2101

アライアンス・バーンスタイン・財産設計 2040

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トレンド・アロケーション・オープンの投資戦術と資産運用の推移

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

ファンドの特徴

このファンド(ファイン・ブレンド(毎月分配型))は、日興アセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファイン・ブレンドには1年決算型毎月決算型の2種類のファンドがあります。ここで取り上げるファンドは毎月決算型です。ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式を採用しており、日興アセットマネジメント(海外子会社を含む)が運用するファンドに投資する仕組みです。

このファンドの投資目標は、『収益が期待できる5つの資産クラスに投資して、(分散投資効果を享受しながら)収益の獲得を目指すこと』です。資産クラスへの配分は、おおむね均等になることを原則とし、市況の動向を見て、価格変動の大きくなった資産クラスの配分比率を引き下げる方針が取られています。
直近の分配金は、1万口当たり25円になっています。

運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、-0.73%、1.91%(いずれも年換算)となっています。eMAXIS 国内債券インデックス(競合ファンド)と比較するとリスクはこのファンドが高く、リターンはこのファンドが下回っています。TOPIXとの相関は-0.10と極めて低い数値になっています。
※ 2022年3月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

 

 

ポートフォリオ

2022年2月末時点のポートフォリオは、金16.8%、グローバルREIT6.6%、グローバル高配当株式8.6%、高金利海外債券17.2%、日本国債48.8%です

運用体制

日興アセットマネジメント

アクティブ/パッシブ

アクティブ運用(アロケーション)
高利回りソブリン債券(パッシブ)その他の資産クラス(アクティブ)

販売会社

SMBC日興証券、鹿児島銀行、湘南信用金庫、イオン銀行など

資産残高の推移

ファンドは2013年3月に設定。設定以後、右肩上がりでおおむね単調に純資産残高が増加。2021年9月に約463億円の純資産残高に達するが、その後、微減。2022年3月末には約450億円の純資産残高になっています

購入時手数料等

SMBC日興証券3.3%、鹿児島銀行2.2%、湘南信用金庫2.2%、イオン銀行3.3%

信託財産留保額

なし

信託報酬

年率1.47175%

収益分配金

2013年5月~2015年4月は毎月30円2015年5月~2021年8月毎月40円2021年9月~現在毎月25円の収益分配金が支払われています
つみたてNISAの投資対象ファンドではありません

このファンドに対するコメント

このファンドは、2021年のモーニングスターアワード2021において、バランス型部門において「優秀ファンド賞」を受賞したファンドです。バランス型ファンドとして、優秀なファンドとの評価を受けていますが、リスク・リターン特性を勘案すると、バランス型ファンドと国内債券型の中間に位置するファンドといえるでしょう。すなわち、バランス型ファンドとしてはきわめて価格変動が小さいファンドです。加えて、毎月分配型で安定した収益分配金が支払われるタイプなので、資産を殖やそうというより、資産を効果的に取り崩そうと考える投資家にフィットするファンドだと思われます。

少し難点なのは、コストが高いことです。年換算騰落率がマイナスであるにもかかわらず、実質的な信託報酬が1.5%に近い水準にあるため、資産運用という評価は難しくなります。そうなると、評価のポイントが分配金ということになり、比較の対象は外貨建ての年金保険などになるでしょう。

過去の記事

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)

BNYメロン・リアル・リターン・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

スカイオーシャン・コアラップ(成長型)

世界経済インデックスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

マネックス資産設計ファンド<育成型>

JP4資産バランスファンド 成長コース

ピクテ・マルチアセット・アロケーション
・ファンド(クアトロ)

グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)

GW7つの卵

結い2101

アライアンス・バーンスタイン・財産設計 2040

投資のソムリエ

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

リスク抑制世界8資産バランスファンド
(しあわせの一歩)

野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信
(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)

eMAXISバランス(8資産均等型)

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープンの投資戦術と資産運用の推移