ファンドの特徴
このファンドは、大和アセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは国内外のほかの運用会社が運用するファンドに投資する形式(ファンド・オブ・ヘッジファンズ)を採用しており、また、運用会社にアドバイスを行う大和ファンド・コンサルティングが助言会社としてい続けられています。このファンドの投資態度は、「オルタナティブ戦略・資産での運用を通じて、絶対収益の獲得を目指す」ことです。2023年1月末現在、13のファンドに投資するポートフォリオになっています。
過去5年の履歴からリスクを計算すると約2.38%です。日本株式全体を表す指数のリスクと比較して、本当に低いリスクになっています。投資先のファンドは、マーケットニュートラル戦略(市場に対して中立的なポジションを採りながら、個別銘柄のロングとショートを組み合わせる手法)や、M&Aに関して超過収益を目指す戦略、絶対リターンを目指す戦略などのヘッジファンドを組み合わせて、全体として、リスクを抑えながら絶対収益(市場等の動きに左右されない(相対的でない)収益)を目指すファンドです。
※ 2023年1月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
2023年1月末時点のポートフォリオは、13個のヘッジファンドに投資するポートフォリオになっています(平均組み入れ比率7.5%)
運用体制
アクティブ/パッシブ
アクティブ運用
販売会社
大和証券
資産残高の推移
ファンドは2007年11月に設定。設定以後、2014年末ごろまで純資産総額は緩やかに右肩上がりで上昇しましたが、その後、急激に純資産残高が右肩上がりで増加ししています。2023年1月末時点で、2871億円になっています
購入時手数料等
販売会社が定める率(大和証券はノーロード)
信託財産留保額
信託報酬
年率1.5788%(0.9821%~2.5040%)程度(税込)
(実際の組入状況等により変動)
収益分配金
収益分配金は、6月に支払われる仕組みですが、設定来、支払われた実績はありません
このファンドに対するコメント
このファンドは、ファンド・オブ・ヘッジファンズの形式をとっており、絶対リターンを目的とするファンドです。目論見書にも記載がありますが、絶対リターンとは、絶対にプラスのリターンを挙げることではなく、市場の余分なリスクを採らずにリターンを挙げるという意味です。目論見書記載のとおりリスクは極めて低くなっており、日本株式との相関も低くなっています。大和証券の専用ファンドとなっており、純資産残高が2800億円を超える大型ファンドです。信託報酬は、投資するファンドの信託報酬にも影響を受けますので変動しますが、安い報酬ではありません。
どのような投資家が投資しているのか不明ですが、ダイワファンドラップは300万円以上を運用する必要があるので、小口投資家ではない投資家が投資しているものと推測されます。ファンドラップの性格上、投資の意思決定をプロにある程度任せたい投資家ともいえると思います。
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