ファンドの特徴
このファンドは、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファミリーファンド方式を採用しており、三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用する親ファンド(日本株式、外国株式、新興国株式)に投資する仕組みです。
基本配分比率は、ベンチマークのMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)によりますが、2023年9月時点では、日本株式5.5%、外国株式83.8%、新興国株式10.7%の構成になっています。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来収益分配金が支払われた実績はありません。
NISAではつみたて枠、成長枠のいずれも投資対象になっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、18.04%、16.01%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンともに上回っています。TOPIXとの相関係数は0.78です。同じく三菱UFJアセットマネジメント株式会社が運用する「グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれもこのファンド上回っています。
ポートフォリオ
日本株式5.5%、外国株式84.1%、新興国株式10.3%(2024年4月末)
運用体制
アクティブ/パッシブ
アセットアロケーション:パッシブ運用
アセットクラス内:パッシブ運用
販売会社
横浜銀行、千葉銀行、三菱UFJ信託銀行、野村證券、Paypay証券、松井証券など |
資産残高の推移
ファンドは2018年10月に設定。設定以後、ファンドの純資産残高は、2023年10月ごろまで右肩上がりで上昇しましたが、その後、急激に上昇しています。2024年5月末時点で、約3兆4300億円の純資産残高になっています
購入時最大手数料等
0%
信託財産留保額
信託報酬
年0.05775%
収益分配金
2018年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません
このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、『安いコストと現在の好調な株式市場』でしょう。購入時手数料は徴収できなくなっています(ノーロード)し、信託報酬は年間0.06%程度と極めて安くなっています。そのため、NISAでは、つみたて投資枠、成長投資枠のいずれも対象となっています。
NISAやiDeCoで積立て投資を考えるときに候補となるファンドであることは間違いないでしょう。
さらに追い風になっているのは、ファンド設定(2018年10月末)から現在(2024年5月末)まで、株式・為替市場がいずれも絶好の投資期間であったことです。この期間、米国の代表的な株価指数のSP500は約95%、円ドル為替は約40%の騰落率になっています。これまでのところ、リスクをほとんど感じることなく投資出来ていたというのが実情です。
投資家として理解しておきたいことは、このファンドは株式にしか投資していないファンドだということです。景気が悪化すると、株価も下落します。そのようなときに慌てないようにしたいものですね