8月第3週の市況

2025/8/11    月 

米国市場では、Appleが4.2%値を上げたことから、NASDAQは史上最高値を更新。SP500とダウも値を上げた。バイオ関連のGilead Sciencesは通年の利益予想を上方修正し、株価は8.3%上昇。市場では9月にFedが金利を引き下げるとする可能性が高くなってきているとみている。旅行関連のExpediaは予約や収益の伸びを上方修正し、株価は4.1%上昇。欧州市場では株式市場は上昇。米国の関税政策に影響を受けないとして、銀行株が堅調であった。一方で、防衛関連は前日に続き続落し、ミュヘン再保険は保険の売り上げの見通しを下方修正したことから株赤は7.2%低下。防衛部門の子会社化を検討しているドイツのThyssenkruppは2.7%株価上昇

2025/8/12    火

米国市場では、火曜日に公表されるインフレデータに注目が集まっている中、株式主要3指数はいずれも値下がり。NvidiaとAdvanced Micro Devicesについては、中国向け半導体の売り上げの15%を米政府に提供することで合意したロイターが報じ、2つの銘柄は日中値動きが激しくなったが、最終的にはいずれもわずかな株価の値下がりとなった。Micron Technologyは第4四半期の売上・利益の予想を上方修正し、株価は3.3%上昇。トランプ大統領が退任を求めたIntelのCEOリップ・ブー・タン氏がホワイトハウスを訪問することにしたと報じられ、Intel株は値上がり。欧州市場では株価はわずかに下落したが、まだ、史上最高値に近い水準にある。ドイツ政府はEUのリーダーが、トランプープーチンの会談の前にカンファレンスを行うことを公表。ドイツの防衛関連Rheinmetallは4.6%、Renkは1.6%、それぞれ株価下落。デンマークのエネルギー関連Orstedは94億ドル相当の新株を発行することを公表し、株価は30%近く下落

2025/8/13    水

米国では、消費者物価指数がほぼ予想通りの上昇となり、市場ではFedが来月に利下げを行うとの見方が強まる。株式市場ではSP500とNASDAQが史上最多家値を更新。PerplexityがAlphabetのChromeブラウザ部門を345億ドルで買収する提案をし、Alphabet株は1.3%上昇。CEOリップ・ブー・タン氏の訪問をトランプ大統領がほめたことから、Intel株は5.4%値を上げた。ヘルスケアマネジメントのSolarisを19億ドルで買収することを公表したCardinal Healthは7.2%値を下げた。欧州市場では、米国が中国への高関税適用期限を延期したことや、米国の金利引き下げへの期待感から株式市場は上昇。米国からの受注があり、Vestas Wind Systemsは4.7%の株価上昇。ソフトウェア関連の株式は、AIによって需要が減るとの観測から、SAPが7%、Nemetschek SEは11%など大きく値を下げた。上半期の業績が予想以上だった英国のSpirax Groupは13%株価上昇

2025/8/14    木

米国市場では、Fedの利下げへの期待感からSP500とNASDAQは2日連続で史上最高値を更新。ただし、Nvidia、Alphabet、マイクロソフトなどの大型IT銘柄は、前日急激に値を上げた反動で値下がり。ブルームバーグが、AIロボット、ホームセキュリティ、スマートディスプレイなどに中菱していると報じられたAppleは1.8%株価上昇。また、国内株中心のRussell2000はさらに値を上げた。ベッセント財務長官は、0.5%の利下げが可能であるとコメントした。AIデータセンター運営のCoreWeaveは四半期損失が予想以上となり20%以上値を下げた。欧州市場でも、米国の金利引き下げの見通しからヘルスケアやテクノロジー株の株価が上昇し、市場全体でも約2年来の高値を更新。デンマークのバイオ関連の Genmab、ドイツのBayerは、それぞれ、3.8%、3.2%値を上げた。また、ドイツのインフレは1.8%と軟化し、ドイツの株式指数DAXは0.7%上昇。ドイツのトランスミッション等の製造のRENKは、防衛関連の支出が増加したことの恩恵を受け四半期の売上が予想以上となり、株価も2%上昇

2025/8/15    金

米国では生産者物価指数が公表され、ここ3年で最高の上昇になった。株式市場は、SP500は値を上げ、史上最高値を更新したが、ダウとNASDAQは横ばい。Fedの利下げへの観測も後退した。セントルイス連銀のムサレム総裁は、ベッセント財務長官の0.5%の利下げ発言を受けて、0.5%の利下げが確約されているわけではないとコメント。Cisco Systemsは市場とほぼ同じ年間の見通しを公表し、投資家に魅力を持ってもらうことができず、株価は1.6%下落。農機具メーカーのDeere & Coは予想以下の四半期利益と厳しい年間の収益見通しを公表し株価下落。欧州市場では航空・防衛関連と金融関連が市場をけん引し、株式市場は2か月以上ぶりの高値となった。英国の保険会社Admiralは好調な上半期の利益を公表し株価は6.6%上昇。同じく英国の保険会社Aviaも上半期の好調な利益を背景に中間配当を引き上げ、株価は2.6%上昇。オランダのオンライン決済会社のAdyenは年間の売り上げ予想を下方修正し株価は4.9%下落

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のむラップ・ファンド(普通型)年6%目標分配金受取型

ファンドの特徴

このファンドは、野村アセットマネジメント株式会社が運用するファンドで、ファンド・オブ・ファンズ方式が採用されているファンドです。このファンドが投資するファンドは、ノムラ・マネージド・マスター・トラスト-グローバル・バランス・ファンド-デキュムレーティングクラス6(以下「クラス6ファンド」)野村マネー マザーファンドです。クラス6ファンドは、野村アセットが運用するETFへの投資を通じて、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)に投資する仕組みになっています 。なお、クラス6ファンドへの投資比率は、通常時は90%以上を維持するという記述があります。さらに、90営業日以上、基準価額が3,000円を下回ったときには、安定資産による安定運用に切り替えることを基本とするとの記述もあります。

運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、8.26%、8.10%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク、リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.72程度になっていますのでかなり低いです。しんきんアセットマネジメントが運用する「しんきん3資産ファンド(毎月決算型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが下回っています。

2025年7月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

ポートフォリオ

国内株式9.7%、外国株式29.7%、国内REIT0.7%、外国REIT9.6%、国内債券23.8%、外国債券24.8%(2025年6月末)

運用体制

野村アセットマネジメント株式会社

アクティブ/パッシブ

アクティブ運用

販売会社

労働金庫連合会、常陽銀行、楽天証券、GMOクリック証券など

資産残高の推移

ファンドは2019年11月に設定。ファンド設定来、資産運用残高は微増で推移していたが、その後、2024年ごろから資産残高は急増しています。2025年7月末時点で、226憶円の純資産残高になっています

購入時手数料等

労働金庫連合会、常陽銀行、楽天証券以上(1.0%)、マネックス証券(ノーロード)

信託財産留保額

0.3%

信託報酬

年1.23%±0.05% 程度(税込み)

収益分配金

2019年のファンド設定以来、収益分配金は総額で1万口当たり3,380円支払われており、直近1年では、いずれも1万口当たり100円の収益分配金が支払われています

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このファンドに対するコメント

ウェブサイトでは、想定する投資家について、「基準価額の年率6%(各決算時1%)相当の分配(資金払出し)を目指すことで、中長期的に資産寿命を延ばしながら資産の取り崩しニーズをお持ちの方」とかかれています。シニア層である程度お金があり、そのお金を資産運用しながら効果的に取り崩していくときに適したファンドであると考えられます。この部分がこのファンドの最大のアピールポイントだと思います。公的年金の支給月(偶数月)ではない奇数月に分配金の支払いを設定することも、公的年金の補完を訴えるためによくある仕組みです。NISAの成長投資枠ファンドにも指定されています

気を付けたいポイントは、①コストが安くないこと、②ほかのファンドと比べて運用成績が特に優れているわけでもないことです。コストは、ファンド・オブ・ファンズの仕組みを使っているので投資先のファンドやETFでもコストを負担しなければならないためコストが上がります。ポートフォリオの構成をみると、債券の割合が50%近くになっているのに、年間の実質的な運用コストが1.2%程度なので少し高コストという感じがします

ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド

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東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)

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ファイン・ブレンド(毎月分配型)

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