10月第3週の市況

2026/10/12    月

米国市場では、主要3指数はいずれも値を上げたが、小型株中心のRussell2000は先週比で値下がり。来週の決算発表を前に、ウェルズファーゴ、ゴールドマンサックス、シティグループ、バンクオブアメリカ、モルガンスタンレーなどの大手行はいずれも1%以上株価上昇。SpaceXが全米での低周波数帯の取得に成功したことから、T-mobile,AT&T,ベライゾンなどの通信株が8.8%~13.3%と大きく下落。保険会社のHumanaはMedicare Advantage加入者の95%が4つ星かそれ以上のプランに加入していることを公表し株価は11.6%上昇。Appleはいくつかの部品供給会社が供給をカットすることを公表し株価が1.1%値を下げた。欧州市場では、イールドと原油価格の下落から株式指数は1%上昇した。EUは中国との間で、中国のハイブリッド車の輸出を半減させ、レアアースの輸出管理を緩和させることに合意したと公表。自動車セクターは1.5%の値上がり。米国のSpaceXの通信分野への加入の動きに対して、ドイッチェテレコムは7.9%株価下落

2026/10/13    火

サウジアラビアの空港が攻撃されたことにより原油価格が1バレル当たり2ドル程度上昇。米国株式市場はその影響を受けてNASDAQは値を下げた。SP500は横ばいで、ダウは値を上がり。投資家は火曜日に公表される、JPモルガンチェース、ゴールドマンサックス、シティグループなどの大手行の決算に注目している。原油価格の上昇でエネルギーセクターが値を上げたほか、Metaは最上位AIモデルMuse Wonderを公表し、株価は3.4%上昇。その影響でコミュニケーションサービスは上昇したが、テクノロジーと一般消費財のセクターは値下がり。専用のAI半導体の開発を公表したマイクロソフトも0.9%の値上がり。欧州市場では、銀行株が下支えとなり市場は値を上げた。LVMHは、第3四半期の売り上げの伸びが予想以下となったが株価は1.2%値を上げた。風力発電のNordexは30%増の受注を見込んでいることを公表し、株価は3.9%上昇

2026/10/14    水

米国市場では、主要3指数はいずれも値を下げた。BroadcomのCEOはAIモデルの開発競争を”カジノ”にたとえ、Broadcomは値を上げたが、Micron TechnologyやApplied Materials は大きく値を下げた。大手行の決算はまちまちで、シティグループとゴールドマンサックスは利益が予想を超えたことから株価上昇。一方、ウェルズファーゴは利益が予想を下回ったことから株価下落。Appleは日中の史上最高値を更新。欧州市場では市場は幾分値を下げた。中国のCXMTが半導体のデザインで進歩を遂げたと報じられ半導体に関する競争に懸念がもたらされた。半導体製造のASM Internationalや半導体材料のSoitecなどが6%以上株価下落。ロシアから軽油の供給が増加することから原油価格は下落した

2026/10/15    木 

米国では9月の消費者物価指数が対前年同月比3.4%増となり、予想以上の上昇となった。インフレの半分はガソリン価格の値上がりによる。株式市場では金利が引き上げられるのではとの懸念からAI関連を中心に値下がり。Oracleは8.8%値を下げ、AI施設関連のCoreWeave、Nebiusは10%以上株価下落。ブローカーが評価を引き下げたことからAI関連のサーバー関連メーカーであるDellやHewlett Packard Enterpriseも大きく株価を下げた。主要3指数はいずれも値を下げたが、NASDAQの値下がり幅が最も大きくなった。銀行関連ではバンクオブアメリカやモルガンスタンレーがともに株価値下がり。欧州市場では、ASMLが2029年と2030年に向けて需要が堅調であることを公表し、株価が1.2%上昇。また、ヘルスケアセクターも大きく値を上げ、市場全体でも値上がり

2026/10/16    金

米国市場では、テクノロジー関連は値を下げたが、ヘルスケア株が値を上げ、主要指数はいずれも値を上げることになった。ヘルスケア関連のEli Lilly、UnitedHealth、消費関連のWalmartなどがブローカーから評価を引き上げられ株価上昇。一方で、台湾のTSMCが6期連続となる史上最高利益を計上したが、マクロ経済の不透明感がある2027年に向けて慎重に計画していくことを公表したことから、BroadcomやNvidiaなどの株価は下落。Dell TechnologiesやHewlett Packard Enterpriseなどのサーバー機器関連も値を下げた。また、企業物価指数は4年半来の高水準となった。欧州市場でもヘルスケア関連株の上昇と企業収益が好調なことに支えられて株式市場は上昇。AI関連はドイツのAixtron’sが13%値を下げたほか、Infineon、Soitec、ASMLなども値を下げ軟調


 

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10月第2週の市況

2026/10/5    月

米国市場では、公表された労働統計が予想より弱かったことからFedによる金利引き上げが遠のいたとみられ、株式市場は値を上げた。小型株中心のRussell2000はより大きく上昇。大型株もNvidiaが1.3%、Teslaが4.7%値を上げ市場をけん引した。Nikeは中国での販売不振から年間の売り上げ見通しを下方修正し、株価は3.6%下落。日本の東芝が2027年に向けてAIハードディスク向け生産を倍増させることが報じられ、競合するWestern DigitalやSeagate Technologyは10%以上値下がり。欧州市場でも原油価格の下落と米国の労働統計が軟調だったことを受けて株価は上昇。業種別では、AT & S ​Austria Technologies & Systemtechnikが10%、Infineon Technologiesが9%値を上げるなどAI関連株が上昇して、テクノロジーが伸びた

2026/10/6    火

米国市場では、原油価格の下落と四半期決算を見据えてNvidiaやマイクロソフトが値を上げNASDAQは史上最高値を更新。SP500、ダウも値を上げた。Nvidia、マイクロソフト、Meta、Teslaといった銘柄が2%前後株価上昇。PTCはフランスのSchneider Electricが226億ドルで買収することが報じられ、PTCは30%以上株価上昇。C.H. Robinson Worldwideが58億ドルで買収することに合意したRXOは22%株価上昇。欧州市場ではフランス市場が6か月来の安値水準になったが、ユーロ圏全体としては値上がり。フランスについては財政赤字を削減することを含む2027年の予算案が提示されたが2027年の選挙前の実現に投資家は懐疑的で、イールドが上昇。一方で、銀行や鉱業といったセクターが市場をけん引。米国のPTCを買収することを公表した Schneider Electricは10%株価下落

2026/10/7    水 

米国市場では、原油価格の下落、イールドの低下により株式市場はSP500とNASDAQで終値として史上最高値を更新。貿易赤字はAI関連の輸入が堅調であったことを反映して、13.7%拡大した。データセンターの旺盛な需要をもとに2028年の収益予想を引き上げたMarvell Technologyは5.8%値を上げた。AMDも2027年の旺盛なAI関連需要に呼応して半導体の供給を大幅に上げるとCEOが説明したことから株価は2.8%上昇。Alphabetが大口の電力契約を締結したConstellation Energyも12.3%株価上昇。欧州市場でも、原油価格とイールドの下落により株式市場は値を上げた。米国のAbbVie’sと共同で行っているリンパ腫の製薬の最終段階の実験で効果が得られたデンマークの医薬品Genmab は4.4%株価上昇。一方で、Zealand Pharmaは5.5%株価下落。市場のリスク回避傾向が低減したことから、銀行株が1.1%上昇

2026/10/8    木 

米国市場では、イールドが再び上昇し、主要3指数はいずれも値を下げた。小型株中心のRussell2000はさらに値下がり。ブレント原油は1バレル当たり100ドルを再突破し、30年物イールドはここ24年で最高の水準になった。住宅ローンの金利が上昇したことから住宅や住宅建築といったセクターが2%以上値を下げた。SpaceXはNvidia株の取得のために400億ドルの資金調達を進めていると報じられSpaceX株は2.6%の値下がり。欧州市場でも原油とイールドの上昇により株式市場は軟化。銀行セクターが3.3%下落したほか、テクノロジー株も値下がり。BE Semiconductor Industriesはブローカーの評価引き下げにより株価は8.5%値下がり。英国の公益株Pennon Groupは固定資産の問題から新株発行と配当の引き下げを行い株価は20%下落

2026/10/9    金

イラン関係の緊張の高まりから原油の供給が不安視されWTIとブレントは3.6%、4.1%それぞれ値を上げた。米国株式市場は原油価格の値上がりを受けてSP500とNASDAQは下落。ダウは値を上げた。OpenAIについてフィナンシャルタイムズが年間の売上が200億ドルと当初の予想を下回ると報じた。 OpenAIを支援する用意があるBroadcomとOracleも値下がり。PepsiCoは年間の利益を下方修正したが、追加的なコストカットを公表し、株価は上昇。Chipotle Mexican Grillの買収を検討しているStarbucksはわずかに値を下げた。欧州市場では、銀行株が値を下げ、市場は3か月来の低水準になった。イールドの上昇によりドイッチェバンク、Santander、ソシエテジェネラル、UniCreditなどの主要行が値下がり。オランダの製薬会社Argenxはシェーグレン症候群の製薬の試験で思うような成果を上げられなかったことを公表し15.8%株価下落

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