3月第2週の市況

2026/3/9    月 

米国では労働統計が公表されたが、予想外に2月は9.2万人就労人口が減り、失業率は4.4%に上昇した。また、中東での紛争の影響で原油価格が12%上昇したこともあり、株式市場では主要3指数がいずれも値下がり。BlackRock’sはBlackstoneが実施したように主要ファンドからの解約を制限する動きを見せている。First Brands Groupの倒産に関して投資銀行のJefferiesを訴えた金融機関のLender Western ⁠Allianceは8.5%値を下げ、また、Jefferiesも13.5%値を下げた。半導体のMarvell TechnologyはデータセンターでのAI半導体の需要のおかげで年間の収益見通しを引き上げ、株価は18%上昇。欧州市場でも株価は下落。HSBCやAllianzが、2.6%と1.6%値を下げるなど銀行株が値下がり。肥満体炸薬の中間試験結果が芳しくなかったことからZealand Pharmaと共同開発のRocheは、それぞれ、36%と2.9%株価を下げた

2026/3/10    火

米国市場では、トランプ大統領が市場終了前にイランに対する攻撃が終了間近であると発言したことから、株式市場は上昇しインフレの懸念を払しょくした。当初供給懸念から原油価格は2022年中ごろの水準にまで上昇していた。住宅建築や銀行といったセクターは値を下げたが、SanDisk、Broadcom、Nvidiaなど半導体関連は値上がり。欧州市場では上昇する原油価格が1バレル120ドルに達し、インフレへの懸念を引き起こし株式市場はここ2か月で最低の水準にまで落ち込んだ。2.7%下落した不動産セクターを筆頭にエネルギー以外のセクターは値を下げた。 Ningi Researchが空売りを公表した投資会社のKinnevikは株価が17%下落

2026/3/11    水

米国市場では、イラン関連の紛争が予想より早く終結するかもしれないという情報の下、株式市場はまちまちの動きを見せた。NASDAQは幾分値を上げ、SP500とダウは値下がり。Nvidia、SanDisk、Western Digitalといった半導体関連は値を上げたが、ソフトウェア関連は値下がり。健康保険のCenteneは2026年の利益予想について変更せず、株価は値下がり。Oracleの決算は予想以下と見込まれ市場終了前は株価は値下がりしたが、市場終了後に株価上昇。欧州市場では、イランをめぐる紛争の終結への期待からここ1か月で最大の上昇になった。特に、HSBCやSantanderなどの銀行が堅調であった。銀行セクターは3.6%の上昇。旅行・レジャーセクターや産業セクターも2%以上の上昇。原油価格は大きく下落し1バレル当たり90ドルになった

2026/3/12    木

米国市場では方向性のない市場となった。NASDAQはわずかに値を上げたがダウとSP500は値下がり。公表された消費者物価指数はおおむね市場の予想するものとなった。エネルギー関連は原油価格の上昇のため2.5%の上昇となった。昨日市場終了後決算を公表したOracleは9.2%の株価上昇。そのためテクノロジー株全体も上昇。欧州市場では株式は下落。ドイツでは防衛産業のRheinmetallが2026年の利益予想を公表したが、期待を下回るものであり同株が8%下落したほか、ドイツの株式指数DAXも1.6%の下落となった。欧州全域の防衛や産業といったセクターも1%以上の値下がりとなった。一方、IEAは、原油の値上がりに備えて、過去最高の4億バレルの原油の放出に応じ、エネルギー関連株は1.6%株価上昇。個別銘柄では、Legal & Generalが年間の利益予想を下回ったことから6.8%株価が下がったほか、Balfour Beattyは2026年の利益が上昇する予想を公表し株価は9%上昇

2026/3/13    金

米国市場ではイランがホルムズ海峡のタンカー2隻を攻撃したことにより原油価格が高騰し、株式指数はいずれも大きく値を下げた。モルガンスタンレーは、プライベートクレジットファンドの解約を制限し、JPモルガンチェースはプライベートクレジットファンドの評価下げを行った。主要3指数は1.5%以上値を下げた。モバイルでデータやSNSアプリを展開するBumbleは第4四半期の業績が予想を上回り、株価は34%上昇。ディスカウントストアのDollar Generalは年間の売り上げ増が予想以下となり株価は6.1%下落。欧州市場でも中東情勢の悪化と原油価格の上昇を受けて株式市場は値を下げた。景気感応度の高い銀行セクターは3.5%の値下がり。一方で、エネルギーと公益は、それぞれ、1.4%と1.8%上昇。Daimler ⁠Truckは2026年の利益の良好な予想を公表し、株価は4%上昇

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3月第1週の市況

2026/3/2    月

米国市場では、トランプ大統領の関税問題と世界的な地政学的な金曜の高まりを背景に市場は値を下げた。主要3指数はいずれも値下がり。英国の住宅ローン会社の破綻に影響を受けてJefferies FinancialやWells Fargoといった銀行株が大きく値を下げたため金融関連が値下がり。さらに、AI関連の混乱の中、半導体やソフトウェア株が1%以上値を下げる。ディフェンシブな日用消費財、ヘルスケア、公益といったセクターは値上がり。また、生産者物価指数が予想以上に上昇し、Fedが金利を下げにくくなったとも見られている。欧州市場でも、金融やAI関連は軟調であったが、好調な企業収益に支えられて市場は上昇。住宅ローン関連ではBarclaysが4.2%値を下げた。また、スペインのSantanderも2.8%株価下落。一方でヘルスケアや飲料関連が値上がり

2026/3/3    火 

米国市場では、当初値を下げたが、その後、市場は上昇し、主要3指数はいずれも値を上げた。旅行・航空業界は旅行のキャンセルなどの影響で値を下げたが、エネルギー関連の上昇がそれを補った。また、Nvidiaが2.8%、マイクロソフトが1.5%株価が上昇し、先月の大きな下落から幾分回復。Lockheed ​Martinが2.5%株価を上げるなど、防衛関連も値を上げた。欧州市場では、米イスラエルのイランへの攻撃の終結が見えない中、ここ3か月で最大の値下がりとなった。また、ボラティリティ指数は11月中旬以降で最高の数値になっている。HSBC、Santander、Allianzなどが3-5%値を下げる中、銀行セクターは3.2%の値下がり。そのほか、産業、高級品といったセクターも値下がり。一方で、エネルギーセクターは原油価格の上昇を受けて上昇。BP、Shell、TotalEnergiesなどが2-3%の値上がり。ルフトハンザ、IAG、Air France KLMなども5.5-9%値を下げた

2026/3/4    水

米国市場では、中東での紛争が当初予想していたより長期化しそうであることが懸念され、主要3指数はいずれも値を下げた。航空関連は当初値を下げたが、午後にはAmerican Airlinesが1.5%の株高になり、結果的には値を上げた。金融株は全体的に値を上げたが、Blackstoneは主要ファンドへの解約の申し出が急増し、株価は1.2%値を下げた。Targetは年間の販売が予想を超えたことから7%以上株価上昇。ISM指数は新規受注が伸びたこともあり2か月連続の上昇となった。欧州市場は、株価は大きく値を下げた。特に、中東への関与の強い英国の銀行ではHSBCが5.2%値を下げるなど、銀行関連が大きく値を下げたほか、すべてのセクターで値下がり。航空株も大きく値を下げ、Air France-KLMは8%近く株価下落

2026/3/5    木

米国市場ではイランの情報機関がCIAとの対話を望んでいることが報じられ、株価は主要3指数いずれも上昇。Nvidiaが2.3%、Amazonが3.7%、Applied Digitaが9.3%などテクノロジー関係が上昇。 ConocoPhillipsが2%以上値を下げるなどエネルギー関連は値下がり。欧州市場でも株式はリバウンド。センチメントが安定した。セクター別では銀行や旅行・レジャー、あるいは、産業やテクノロジーなども値上がり。一方で、PMI指数は幾分上昇。ドイツは4か月連続で成長したが、フランスは指数は縮小し、イタリアでは成長が鈍化した。英国の住宅会社VistryはCEOが退任することを公表し、株価は25%下落

2026/3/6    金

米国市場では中東での紛争が6日目に入り、原油価格の高騰とインフレへの懸念から株式市場は主要3指数がいずれも値下がり。原油価格は8%上昇し、1バレルあたりおおむね80ドルに達した。Broadcomは来年のAI関連尾売り上げが1000億ドルを超えると予想し、株価は3.2%上昇。欧州市場でも中東の紛争が収束する気配がない中、株式市場は当初値を上げたが、最終的には値を下げて終わった。輸出関連株であるSiemens Energyが約6%値を下げたほか、Rolls-RoyceやRheinmetallなども5%以上値下がり。ECBは2026年金利を維持するとみられているが、インフレへの警戒感が強まっている。害虫駆除のRentokil Initialは年間利益が4%上昇し株価は10%以上上昇

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