ファンドの特徴
このファンドは、野村アセットマネジメントが運用する、債券(日本/外国)、株式(日本/外国)、リートの5つの資産クラスに投資するバランス型ファンドです。ポートフォリオの基本比率は公開されていませんが、実際のポートフォリオがどうなっているかは、月次レポートで確認できます。2025年4月末現在、国内株式に約14%、外国株式に約40%、日本債券に約8%、外国債券に約24%、REITに約14%投資するポートフォリオになっています。のむラップ・ファンドにはリスク・リターンのことなる5つのファンドがありますが、このファンド(やや積極型)は、予想されるリスクもリターンも二番目に高いファンドになっています。2023年2月末時点の純資産残高(140億円)になっています。
過去5年の履歴からリスクを計算すると約13%です。株式指数のリスクよりは小さいが、外国債券のリスクよりは大きいい程度の数値です。運用は、各資産クラスでは原則的にインデックス運用になっているようです。アセットクラスの組み入れ比率は、「ファンドの投資助言会社である野村證券株式会社が、独自に開発したモデルを用い、各資産の期待リターンや推定リスク、各資産間の相関係数等をもとに最適化した結果を踏まえ決定」と記されていますが、アセットアロケーションは、過去6年間、あまり変動している様子はありません。
※ 2023年3月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
2023年2月末時点のポートフォリオは、国内株式14%、外国株式38.9%、国内債券8.1%、外国債券24%、外国REIT13.9%です
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
北陸銀行、野村證券、SBI証券、SMBC日興証券、労働金庫連合会など
資産残高の推移
ファンドは2016年11月に設定。設定以後、右肩上がりでおおむね単調に純資産残高が増加。2023年2月に約140億円の純資産残高になっていますが、ファミリーファンドの5つのファンドの中では、2番目に資産残高が小さなファンドです
購入時手数料等
1.10%(税込)(マネックス証券/IFA)1.10%(北陸銀行)
信託財産留保額
信託報酬
年1.4355%(税込)【うち野村證券へ0.425%が支払われる】
収益分配金
ファンド設定以来、おおむね、収益分配金は1万口当たり10円の水準を維持しています。ファンド設定来の収益分配金の合計額は1万口当たり70円です
このファンドに対するコメント
このファンド(やや積極型)と積極型の運用成績を比較すると、リスクもリターンも少しずつこのファンドの方が低くなっています。ファンドの名づけ方とおりですね。リスク・リターンを加味したパフォーマンスということでシャープレシオを計算してみるとこのファンドは0.47です。ほかのバランス型ファンドと比較して悪いわけではありませんが、特段よい数字でもありません。
資産別アロケーションは、ほぼ一定になっています。目論見書には「各資産への分散投資を行なうにあたっては、ファンドの投資助言会社である野村證券株式会社が、独自に開発したモデルを用い最適化した結果を踏まえ、各ファンドごとに投資配分比率を決定します」とあります。このコストは、年間純資産残高の0.425%ですが、投資配分比率は、ここ6年間、ほぼ一定です。それならば、このコストを削って、資産配分比率を一定に保っておく運用にした方が、リターンが上昇するので、合理的だと思うのですが・・・
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