ファンドの特徴
このファンドは、大和アセットマネジメント株式会社が運用するETFです。ETFは、株式と同じように証券取引所で売買する方式が採られています。運用は、パッシブ運用が採用されており、ベンチマークとしているのは、日経平均トータルリターン・インデックス(指数)です。この指数は構成銘柄の値動きによる変動だけでなく、配当も加味した変動率で計算される仕組みです。
年1回収益分配金が支払われる仕組みです。設定来、1万口当たり5640円の収益分配金が支払われた実績があります。NISAではつみたて枠も成長投資枠にも投資対象ファンドになっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、11.78%、16.30%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンとも少し上回っています。TOPIXとの相関係数は0.92程度になっています。東京海上アセットマネジメントが運用する「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが上回っています。
※ 202年11月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
日経平均株価(日経平均)を構成する225銘柄が基本ポートフォリオです
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
普通株式を購入できる証券会社等
資産残高の推移
ファンドは2004年12月に設定。その後、ファンドの純資産残高はほぼ右肩上がりに順調に増加し、2024年11月末時点で、4.9兆円の純資産残高になっています
購入時手数料等
証券会社の手数料規定による
信託財産留保額
信託報酬
0.275%以内(税込み)
収益分配金
2004年のファンド設定以来、合計5,640円の収益分配金が支払われた実績がある
このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、“つみたて投資枠”の対象ファンドになっているETFということでしょう。ベンチマークが、日経平均のトータルリターン指数になっているのも、好感が持てます。また、収益分配金が支払われるのもよいのかもしれません。配当利回りを計算してみると、年率で1.5%程度です。投資家にとって、株式市場が好調なときは、『資産を増やしながら、銀行以上の利息を受け取れる』という感覚なのかもしれません。
『日本株全体に投資したいが、個別株式の余分なリスクを取りたくない、そして、配当まで含めて投資家に還元してほしい』というのが、投資家のイメージするところでしょう。ところで、ETFの価格は市場の取引によって決まりますが、運用会社は参考値として基準価額を、毎日、別途公表しています。
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