2024/11/25 月
米国では、公表されたPMI指数が工業生産・サービスともに堅調であり、ビジネス環境の整備についてトランプ次期政権への期待感もあり、株式指数は上昇。小型株中心のRussell2000は1.7%とより大きく値を上げた。ただし、司法省からブラウザを切り離すように勧告を受けているAlphabetは前日に引き続き1.4%株価が値下がり、Nvidiaも方向性のない取引の中、3.2%株価下落。セクター別では一般消費財が市場をけん引した。欧州でも、株式市場は大きく値を上げ、特に、不動産関連が市場をけん引した。ただし、ドイツの経済成長は予想以下でG7で最低の水準となり、ビジネス活動指数も悪化している
2024/11/26 火
米国市場ではベッセントが財務長官に指名されたことを受けて、主要指数は上昇し、小型株中心のRussell2000は史上最高値を更新。イールドは下落。イールドの低下により不動産株が上昇。百貨店のMacy’sは会計の問題から決算発表を延期し株価は2.2%下落。欧州市場では、米国の財務長官の指名やECBの政策緩和のコメントなどに好感的であったが、イスラエルとレバノンがイスラエルーハマスの紛争の終結条件で合意したため原油価格が下落し、エネルギー株が下落して市場は2週間来の高値水準から下落。イタリアの銀行のUniCreditはBanco BPMの買収に動き、UniCreditは4.5%株価下落。Banco BPMは5.5%の上昇。Banco BPMを買収するとみられていた、ドイツのコメルツバンクは株価が5%下落
2024/11/27 水
米国市場ではFedの最新の議事録が公開されメンバー間の意見の乖離が見られるようになった。また、トランプ次期大統領は、カナダとメキシコからの輸入に25%の関税をかけ、中国については10%の追加関税をかけることを表明。株式市場ではテクノロジー関連を中心に値上がりしたが、フォードやGMはメキシコ等に依存が大きく、株価は2.2%、8.3%それぞれ値下がり。肥満役の開発結果が思わしくなかったAmgenは7.6%株価下落。欧州市場では、トランプ次期大統領の関税提案を受けて、全面的に値下がりとなった。大きく影響を受けるとみられる自動車業界では、Stellantisやフォルクスワーゲンが、それぞれ4.8%、2.4%の値下がりとなった。そのほか、小売りや鉱業などのセクターも値下がり
2024/11/28 木
米国では、PCE指数が高い水準になり、Fedが利下げを先延ばしにするとの見方から、株式市場ではテクノロジー株を中心に軟化。主要3指数はいずれも値を下げたが、NASDAQが最も値下がり幅が大きかった。DellとHPは悲観的な四半期決算を予想し、株価はそれぞれ、11.8%、6.2%の下落。また、Nvidiaやマイクロソフトも1.9%と0.8%下落。また、第4四半期の視聴収入が予想以下となったWorkdayも4.7%下落。欧州市場では、政治的な不安定さからフランスの市場が大きく下落し、欧州市場全体も値を下げた。ただし、金利感応度の高い不動産セクターは値を上げた。化学メーカーのJohnson Mattheyは通年の利益予想が芳しくなく、株価は11.7%下落
2024/11/29 金
米国市場は感謝祭のため休日。欧州市場では薄商いの中市場は上昇。ブルームバーグが、バイデン政権の中国産半導体規制について予想していたより緩いものになるとの見通しを報じ、テクノロジー株が値を上げた