ファンドの特徴
このファンドは、ピクテ・ジャパン株式会社が運用するファンドで、ファンド・オブ・ファンズ方式が採用されているファンドです。このファンドが投資するファンドは十数本例示されていますが、ピクテが世界各国で運用するファンドが大半を占めています。運用は、アクティブ運用が採用されており、株式や債券、金やキャッシュなどの資産の組み合わせを機動的に変更する方式がとられています。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来、分配金が支払われた実績はありません。NISAでは成長投資枠の投資対象ファンドになっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、5.63%、5.98%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンとも下回っています。TOPIXとの相関係数は0.5程度になっていますので高くありません。野村アセットマネジメントが運用する「野村世界6資産分散投信(分配コース)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが下回っています。
※ 2025年3月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
株式37.5%、債券36.0%、金20.0%、キャッシュ等6.6%(2025年2月末)
運用体制
アクティブ/パッシブ
アクティブ運用
販売会社
京都銀行、楽天証券、七十七証券など
資産残高の推移
ファンドは2013年1月に設定。その後、純資産残高は2019年ごろまで増加し、その後、横ばいで推移している。2025年3月末時点で、209憶円の純資産残高になっています
購入時手数料等
京都銀行、七十七証券(2.0%)楽天証券(0.0%)など
信託財産留保額
信託報酬
年0.968%以内(税込み)
収益分配金
2013年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はない
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このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、投資対象に金を組み入れていることと、投資配分を機動的に変更させる点です。また、外貨建て資産についても状況に応じて円ヘッジすることになっています。目論見書では、”信託財産の成長と利子・配当等収益の確保を図る”ことが目的と記載されていますが、意訳すれば、『リスクを相応に抑えたポートフォリオ運用を行うが、ファンドとしての収益分配金は支払わないので、リスクを抑えたい長期投資に向いています』ということでしょう。
気を付けたい点は、信託報酬(年率0.968%)が全く安くない点です。ファンドの設定が2013年と10年以上前であることが影響しているのでしょうが、投資信託の目論見書は1年ごとに差し替えられていますから、そのタイミングで運用コストを引き下げることができるはずです。このリスクプロファイルであるならば、信託報酬を引き下げればNISAのつみたて投資枠の対象にもできると思います。海外の運用会社の運用委託費の引き下げがポイントだと思います。
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