7月第2週の市況

2024/7/8    月

米国市場では、労働統計が公表され失業率は2年半来の高水準になったことを受けて9月の利下げへの期待感が高まりテクノロジー株を中心に値をあげた。SP500とNASDAQは史上最高値を更新。Metaが5.9%、マイクロソフトが1.5%の上昇となった。一方で、バンクオブアメリカ、ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン&チェースなどの大手行は1.2%~1.7%の株安となった。百貨店のMacy’sは69億ドルの買収提案を受け、株価は9.5%上昇。欧州市場では、銀行やエネルギーといったセクターが値下がりし、市場全体も値下がり。フランス市場では、政局の不透明感が影響し、株式市場は下落。英国では労働党が勝利し、国内株中心のFTSE250は0.9%上昇し、優良株中心のFTSEは0.4%の下落

2024/7/9    火

米国市場では、Nvidiaが約2%上昇し、Intelも6%以上値上がり、Advanced Micro Devicesも4%以上値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新した。市場では木曜日と金曜日に公表される消費者物価指数と生産者物価指数に注目が集まっている。ボーイングは、法的な悪事を認めることを合意し、2つの737MAXの事故に対して2.436億ドルの課徴金を支払うことで司法省と合意。株価は0.55%上昇。欧州市場では、フランスの中刷り状態の議会を見ながら、株価は横ばい。原油価格が下落したエネルギーセクターは1.1%下落した。BNPパリバやソシエテ・ジェネラルといったフランス大手行は1%以上値を下げる。ドイツでは中国からの需要が下落したため5月の輸出が予想以上に下落

2024/7/10    水

米国ではパウエル議長がインフレ水準は依然として2%を超えているが最近数か月で改善しているとコメントし、SP500とNASDAQはわずかに値を上げ史上最高値を更新。Nvidiaはほかの半導体株が値を下げる中、株価が2.5%上昇。マイクロソフトは1.4%値を下げたが、Teslaは3.7%上昇。金曜日に四半期決算を公表するJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティはいずれも1%以上株価上昇。欧州市場では、フランスで政治的な懸念から株式市場が軟化し、欧州市場全体も値下がり。フランスのDassault Systemesは通年の収益見通しを引き下げ、株価は5.1%下落。当語彙失調症の薬の割引販売を公表したIndiviorは株価が36%下落。BPは精油関連尾マージンの低下と原油価格の低下から株価が4.2%下落

2024/7/11    木

米国ではパウエルFRB議長の証言から9月の利下げへの期待感が高まり、市場ではNvidiaなどの大型株がけん引する形でSP500、NASDAQは史上最高値を更新。フィラデルフィア半導体指数は2.4%の上昇。Micron Technologyは4%、Nvidiaは2.7%株価上昇。アップルも1.9%値上がりし、史上最高値となった。欧州市場では、フランスの株式市場がリバウンドしたほか、不動産関連が値を上げて市場は上昇。ノルウェイの防衛企業Kongsberg Gruppenは収入の伸びから株価が11%上昇。英国の建築企業Barratt Developmentsは2025年の建築目標が7%を上限に下落する見通しを公表し、株価は1.2%下落

2024/7/12    金

米国では6月の消費者物価指数がここ4年で初めて予想外に下落。株式市場では昨日値を上げたTesla、Nvidia、アップルなどの大型株が値を下げ、代わりに、小型株が値を上げたが、NASDAQは大きく値下がり。小型株のRussell2000指数は3.6%上昇。SP500も値を下げたが、ダウはわずかに値上がり。マイクロソフトやAmazonは2%以上値を下げ、Metaは4%値下がり。ロボタクシーの遅延が報じられたTeslaは8.4%の値下がり。今四半期の利益が予想以下になると予想したデルタ航空は4%の値下がり。欧州市場では米国の消費者物価指数が軟化したことを受けて値上がり。6月のドイツのインフレは2.5%であった。独仏の市場ともに株式市場は値上がり。フランスのメディアVivendi’sは、分社化してロンドン市場への上場を検討しており株価は5.5%上昇

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三井住友・DCターゲットイヤーファンド2045(4資産タイプ)

ファンドの特徴

このファンドは、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファミリーファンド方式を採用しており、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用する親ファンド(国内株式、外国株式、外国債券、国内債券、短期金融資産)に投資する仕組みです。2045年がターゲットイヤーに設定されており、ターゲットイヤーに近づくに従い配当等収益を重視した比率になり、ターゲットイヤー到達後は、国内債券と短期金融資産で運用するように、基本配分比率は変化していきます。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来収益分配金が支払われた実績はありません。NISAではつみたて枠の投資対象ファンドになっています。


運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、9.52%、8.12%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.9です。同じく三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用する「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれもこのファンド上回っています。

202年6月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

ポートフォリオ

国内株式30%、外国株式22%、外国債券20%、国内債券26%、短期金融資産2%(基本資産配分比率:2023 年4月現在)

運用体制

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

アクティブ/パッシブ

アセットアロケーション:パッシブ運用
アセットクラス内:パッシブ運用

販売会社

SMBC日興証券、住友生命、Jトラストグローバル証券など

資産残高の推移

ファンドは2008年3月に設定。設定以後、ファンドの純資産残高は、おおむね右肩上がりで上昇しています。2024年6月末時点で、約433億円の純資産残高になっています

購入時最大手数料等

0%

信託財産留保額

なし

信託報酬

年 0.462%

収益分配金

2008年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません

このファンドに対するコメント

このファンドのアピールポイントは、『ターゲットイヤー』でしょう。ファンドに投資しているだけで、年齢が上がると保守的なポートフォリオに自動的になっているというのが、”ターゲットイヤー型”ファンドです。購入時手数料は徴収できなくなっています(ノーロード)し、NISAではつみたて投資枠の対象ファンドになっています。

少しマイナスなのは、信託報酬は年間0.462%とそれほど安くなっていないことです。ターゲットイヤーまでまだ20年以上あるので、株式への投資割合が50%を超えているのでよいという判断でしょうか。ターゲットイヤーに達した後は、信託報酬が年間年 0.231%に引き下げられることが目論見書には書いてありますが、ターゲットイヤーに達した後は国内債券と短期金融資産だけでの運用になるので、引き下げられた水準でも少し高いように感じます。

少しコストは高めですが、計算してみるとファンドのパフォーマンスは悪くありませんのでそれほど気にする必要もないのかもしれません。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)

三井住友・資産最適化ファンド(3バランス型)

ブラックロック・つみたて・グローバルバランスファンド

iFree8資産バランス

世界経済インデックスファンド

セゾン・グローバルバランスファンド

三井住友・DC年金バランス50(標準型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

Smart-i 8資産バランス 成長型

野村世界6資産分散投信(分配コース)

MHAM6資産バランスファンド

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

いちよし日本好配当株&Jリートファンド(年4回決算型)

コア投資戦略ファンド(成長型)

セゾン資産形成の達人ファンド

世界経済インデックスファンド

野村世界6資産分散投信(成長コース)

HSBC ワールド・セレクション (安定成長コース)

三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)

のむラップ・ファンド(やや積極型)

ダイワファンドラップ ヘッジファンドセレクト

ひふみプラス

グローバル・バリュー・オープン

JP4資産均等バランス

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープン

楽天資産形成ファンド

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)

ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド

のむラップ・ファンド(積極型)

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)