ファンドの特徴
このファンドは、りそなアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。運用は、パッシブ運用が採用されており、ベンチマークとしているのは、TOPIX、MOMURA-BPI総合などの指数などを合成した指数です。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来、分配金が支払われた実績はありません。NISAではつみたて枠も成長投資枠にも投資対象ファンドになっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、9.44%、9.67%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンとも下回っています。TOPIXとの相関係数は0.87程度になっています。三井住友DSアセットマネジメントが運用する「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが下回っています。
※ 2025年2月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
国内株式30%、先進国株式20%、新興国株式5%、国内債券20%、先進国債券5%、新興国債券5%、国内リート10%、先進国リート5%
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
りそな銀行、SMBC日興証券、PayPay証券など
資産残高の推移
ファンドは2017年10月に設定。その後、純資産残高は単調に増加し、2025年2月末時点で、641憶円の純資産残高になっています
購入時手数料等
なし
信託財産留保額
信託報酬
0.2145%以内(税込み)
収益分配金
2017年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はない
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このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、ポートフォリオのバランスの良さでしょう。国内株式と国内債券への投資割合を加えると50%、さらに、国内リートを加えると60%になります。日本で暮らす投資家が、為替リスクをできるだけ抑えて、それでも外国の株式等にも一定程度投資したいと考えたときに到達するようなポートフォリオになっていることです。
気を付けたい点は、信託報酬(年率0.2145%)がそれほど安くない点です。比較した「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」も同程度の信託報酬ですが、このファンドが設定されたのは2017年、2005年に設定された「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」とは少し差があります。同時期に設定された、三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、年率0.143%になっています。
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