5月第3週の市況

2026/5/11    月

米国市場では公表された労働統計が予想以上に堅調であったことに加えて、NvidiaなどのAI関連株が最近のデータセンターによる堅調な半導体需要に支えられて株価を上げたことから、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。ダウも値を上げた。Micron TechnologyとSandiskは堅調な需要に支えられて株価が15%以上値上がり。Nvidiaも1.8%株価上昇。クラウド関連のCloudflareは、第2四半期の収益が予想を下回ったことに加えて20%の人員削減を打ち出し、株価は24%下落。同じくクラウド関連のCoreWeaveは資本的支出の予想を上方修正し株価は11.4%下落した。欧州市場は中東情勢の緊迫化の影響で株価下落。第1四半期の収益が予想を下回り、ブローカーが評価を引き下げたRheinmetallは9.2%の株価下落。燃料価格の高騰を理由に年間の利益予想を引き下げたIAGは2.8%株価下落。CommerzbankはイタリアのUniCredit による買収を阻止するために3000人の人員削減を行うことを公表し、Commerzbankは3.9%、UniCreditは1.3%の株価下落

2026/5/12    火

米国市場では主要3指数がわずかに値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。AI関連株の上昇は衰えることはなく、フィラデルフィア半導体指数は2.6%上昇。トランプ大統領がイランからの停戦提案を拒絶したことから原油価格が上昇し、エネルギー関連が値上がり。反対に、コミュニケーションサービスは値を下げた。アップルへの半導体提供で合意したIntelは3.6%株価続伸となり、同業のQualcommも8.4%株価上昇し史上最高値を更新。メディアのFox Corpは第3四半期の業績が予想を上回り7.6%の株高。Southwest Airlinesなど航空株は原油価格の上昇が利益率を圧縮する恐れから値を下げた。欧州市場ではおおむね横ばいの展開となったが、米イラン交渉が難航していることを受け高級品株が値を下げたことからフランス市場は値下がり。貴金属価格が上昇したことから鉱業関連は値を上げた。ドイツのProsusがDelivery Heroの保有株をアクティベストに売却したことから、Delivery Heroは18%以上株価を上昇させた

2026/5/13    水

米国イランの停戦交渉の行方が不安視される中、米国では消費者物価指数が予想以上の上昇となり、株式市場は値を下げた。ただし、ダウは値を上げた。保険会社のHumanaはブローカの評価引き上げにより株価が8%近く上昇。eBayはGameStopからの買収を拒絶し、eBAyは値を上げ、Gamestopは値を下げた。Zebra Technologiesは旺盛な需要があるとして年間の売上高成長率を上方修正し、株価上昇。欧州市場でも米国とイランの停戦協定の進展が見られないことに失望し株式市場は軟化。特に、インフレ率がわずかに上昇したドイツでは、株式市場は1.6%と大きく値を下げた。テクノロジー関連は米国の同業が値を下げたことに歩調を合わせて値下がり。英国の銀行のBarclaysとLloydsがそれぞれ3%と4%値を下げたほか、業績が振るわなかったミュンヘン再保険は6%株価下落

2026/5/14    木

米国市場ではインフレが予想以上だったこともあり利下げへの期待が低下する中、AI関連株が市場をけん引しSP500とNASDAQは値を上げたが、ダウは値を下げた。労働省から公表された生産者物価指数はここ4年間で最大の上昇になった。トランプ大統領の訪中にNvidiaやTeslaのトップが同行していることから、NvidiaやTesla株が上昇。AIクラウド関連のNebius Groupは四半期の収益が8倍になったことから株価上昇。欧州市場ではイラン関連で原油価格が上昇したことを受けて鉱業株が「値上がりし、市場全体も値を上げた。製薬会社のMerckは年間の利益予想を引き上げ株価が7.2%上昇。オランダのABN Amroも四半期の業績が予想を上回り、株価が8.6%上昇

2026/5/15    金

 米国市場では、米中対話を受けて主要3指数はいずれも上昇。米国はNvidiaの半導体を10社の中国系企業に売却することを許可し、Nvidia株は4.4%上昇。半導体株は軒並み値を上げ、Qualcomm、Intel、Sandisk、Micronなどが3.4%~6.1%の値上がりとなった。一方で、素材関連株は値下がり。ネットワークのCiscoは4000人の人員削減と、年間利益予想を引き上げたことから株価は13.3%上昇。中国はボーイングから200機の旅客機を購入することに合意したが、ボーイング株は4.7%の値下がり。欧州市場でも半導体関連のSTMicroelectronics、BE Semiconductor、Infineonが5.4%、3.3%、5.7%株価が上がり、市場全体もここ1週間で最高値を付けた。Burberryは四半期の業績が予想とおりの水準で株価は6.8%下落。Watches of Switzerlandは通年の利益が予想を上回りそうであることを公表し、株価は19.2%上昇

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5月第2週の市況

2026/5/4    月

米国市場では、低下した原油価格と好調な企業業績に支えられてSP500とNASDAQは史上最高値を更新。ダウは値を下げた。AppleはiPhoneやMacbookの需要を強調し好調な販売予想を公表したことを受けて株価は3.3%上昇。ソフトウェアのAtlassianは年間の利益予想を引き上げ、株価は約30%上昇。同業のSalesforceやServiceNowも4.1%と3.2%それぞれ値上がり。ゲームプラットフォームのRobloxは年間の販売予想を引き下げ株価が18%下落したが、ソーシャルニュースのRedditは四半期の収益を上方修正し株価は13%上昇。エクソンモービルやシェブロンといった石油大手は株安に。欧州市場は休場

2026/5/5    火

ホルムズ海峡で韓国籍の商船で爆発が起きたことからホルムズ海峡が依然安全ではないとの認識が広がり、また、UAEでは石油施設がドローンで攻撃されたこともあり、米国株式市場では主要3指数ともに下落した。eBayはGameStopの買収に乗り出したことを公表し、GameStopは10%株価下落、eBayは5%株価上昇。Amazonが自社で配送を行う部門を立ち上げたことを公表し、FeDexとUPSはそれぞれ9.1%と10.5%株価下落。クルーズ運航のNorwegianは、燃料代の高騰を原因として年間利益を下方修正したことから株価は8.6%下落。欧州市場でも中東関連の紛争が緩和する兆しがないことに懸念して株式市場は値下がり。ECBは次期会合で0.25%の利上げをするとみられているが、銀行株は2.7%の下落となった。トランプ大統領が関税を25%に引き上げるといった自動車業界では株価下落。Thyssenkruppは製鉄部門をインドのJindal Steelに売却するという話を中断し、Thyssenkruppは1.8%の株安に

2026/5/6    水

米国市場では、SP500とNASDAQが史上最高値を更新し、ダウも値を上げた。AppleがIntelを製品の主要製造者にリストアップしたことが報じられ、Intel株は13%値上がり。半導体全体でも4.2%の値上がりとなった。穀物メジャーのArcher-Daniels-Midlandは利益率が向上し第1四半期の業績が予想以上となり、株価も3.8%上昇。年間の利益予想を引き上げたDuPontも8.4%株価上昇。また、第2四半期の業績がアナリストの予想を上回るとみられるPinterestは6.9%株価上昇。欧州では、テクノロジー株が貢献し、また、企業業績も好調であること受けて株式市場は上昇。HSBCは住宅ローンのMFSの倒産に関して4億ポンドの引当金を計上し、HSBCの株価は6%下落。米国の同業者の株価上昇にけん引されASMLやASMIなどのテクノロジー関連が値を上げる。四半期の売上・利益がともに予想を超えたInBevは9.3%株価上昇

2026/5/7    木

米国市場では、中東での紛争の解決の糸口が見つかったことに加えて、Advanced Micro Devicesがデータセンターの半導体需要で四半期の売上が予想を超えたことで株価が18%上昇したことなど受けて、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。ダウも1%以上値を上げた。ブレンド原油の先物は8%ほど値を下げて101ドル付近となった。Hut 8はテキサスでのデータセンターのリース契約を締結し3割以上株価上昇。また、米国のプライベート部門の就労者数は、4月に、ここ15か月で最大の伸びとなった。欧州市場でも米・イランの和平交渉の可能性を好感し、株式市場は2%以上の値上がりとなった。原油価格の下落からエネルギー関連は2.5%値を下げた一方、旅行関連は5.8%の上昇となった。銀行や産業といったセクターも大きく値上がり。四半期の業績が予想以上であった防衛関連のイタリアのLeonardoやノルウェイのKongsbergなども5%前後株価上昇

2026/5/8    金

米国市場では、株式指数は主要3指数ともに低下。Arm Holdingsはデータセンターでの半導体需要により予想以上の四半期の収益を計上し、米国上場株は取引時間中には12%値を上げたが、その後、取引時間外には十分な供給体制がとrないのではないかとの懸念から時間外に5.5%下落。NvidiaとマイクロソフトはAi需要に支えられて株価はいずれも2%程度上昇。素材やエネルギーといったセクターは値を下げた。クラウド関連のDatadogは通年の利益予想を引き上げ、株価が31%上昇。サイバーセキュリティのCrowdStrikeが8%、Palo Alto Networksが7%、それぞれ株価上昇。欧州市場でも、株式市場は軟化。原油価格が下がったことからエネルギー関連株が値を下げ、石油メジャーのShellは第1四半期の業績が予想以上で配当を引き上げたにもかかわらず株価は約3%下落した。飲料メーカーのCamparが四半期の業績が予想以下となり、株価が14.5%下落したほか、同業のDiageoやPernod ⁠Ricardなども株価下落

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