ファンドの特徴
このファンドは、東京海上アセットマネジメント株式会社が運用するバランス型ファンドで、ファミリーファンド方式が採用されているファンドです。このファンドが投資するファンドは、東京海上アセットマネジメント株式会社自身が運用する8つのマザーファンドです。ターゲットイヤー型とありますので、2065年のターゲットイヤーに向かって、その10年前から、株式の比率を落とし、債券の割合を上げて、ポートフォリオのリスクを低減させていく仕組みです。このファンドにはターゲットイヤーの異なる4つのファンドが用意されています。リスクを低減させたい時期を挟んで運用をファンド任せにできるような仕組みを持ったファンドです。
NISAでは、「つみたて投資枠」、「成長投資枠」のいずれも利用できるファンドです。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、10.70%、9.09%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク、リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.84程度になっていますの。三井住友DSアセットマネジメントが運用する「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」と比較すると、リターンとリスクの水準は異なりますが、シャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、ほぼ同程度の水準になっています。
※ 2025年8月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
日本株式34.1%、日本債券21.2%、外国株式34.9%、外国債券9.9%(2025年8月末)
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
SMBC日興証券、SBI証券、三菱UFJ eスマート証券など
資産残高の推移
ファンドは2019年9月に設定。ファンド設定来、資産運用残高はほぼ単調に右肩上がりで資産残高は増加しています。2025年8月末時点で、35憶円の純資産残高になっています
購入時手数料等
0%(ノーロード)
信託財産留保額
信託報酬
年0.308%(税込み)【ターゲットイヤーの決算の翌日以降は年0.198%(税込み)】
収益分配金
2019年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません
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このファンドに対するコメント
ウェブサイトでは、ファンドの投資家のイメージを動画で伝えてくれています。ターゲットイヤーを退職年齢に設定し、投資の知識がなくても資産運用を可能にするというイメージです。NISAではつみたて投資枠のファンドに指定されていますので、NISAを使って節税しながら、長期間にわたって積立を行うイメージなのでしょう。資産クラスが、株式・債券、日本・外国という軸で4つの資産クラスにだけ投資するシンプルな仕組みであるのも、投資知識をあまり持ち合わせていない人が投資することを考えてのことなのでしょう。
強いて挙げれば、気を付けたいポイントは、必ずしも、ターゲットイヤーと退職年齢を一致させなくてもよいことだと思います。運用の話というより、ライフプランの話になってしまいますが、投資家がすべてサラリーマンや公務員というわけでもありません。また、投資の知識が身についてくると、リスクを引き落とす時期を、退職年齢より先に設定したくなるかもしれません。ターゲットイヤーの異なる複数のファンドがありますから、リスク許容度の変化に応じて、ファンドを切り替えることも可能です。この場合、NISA口座内であれば、課税を気にすることなく切り替えることも可能です。
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