ファンドの特徴
このファンドは、野村アセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファミリーファンド方式を採用しており、野村アセットマネジメント株式会社が運用が運用する国内債券NOMURA-BPI総合マザーファンド、J-REIT インデックス マザーファンドほか4つの親投資信託に投資する仕組みです。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来、収益分配金が支払われた実績はありません。NISAではつみたて枠も成長投資枠にも投資対象ファンドになっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、7.38%、10.55%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.77程度になっています。三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれも、このファンドが下回っています。
※ 202年12月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
日本/外国の株式、日本/外国の債券、日本/外国のREIT(不動産投資信託)に均等に投資するのが基本ポートフォリオです
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、野村證券、楽天証券など
資産残高の推移
ファンドは2017年9月に設定。その後、ファンドの純資産残高はほぼ右肩上がりに順調に増加し、2024年12月末時点で、1012億円の純資産残高になっています
購入時手数料等
なし
信託財産留保額
信託報酬
0.242%以内(税込み)
収益分配金
2017年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません
このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、金融庁が求める“つみたて投資枠”NISA向け商品のいずれもを満たし、三菱UFJ銀行やゆうちょ銀行などの大手行や野村證券といった大手証券会社が販売会社に名を連ねているところでしょう。また、資産クラスに均等に配分するという資産配分方針もわかりやすく、投資家の理解を得やすいものと思われます。
『資産配分(アセットアロケーション)が、資産運用の意思決定のすべて』と間違って伝えられていた時期がありますが、最近のバランス型ファンドの傾向を見ると、(1)すべての資産クラスに均等に投資する(2)世界の市場規模に応じて投資する(3)日本の株式・債券を中心投資し、国際分散投資も考えるという3つの傾向があるように見受けられます。
そして、(1)から(3)のいずれの分類にも、運用成績の良いファンドが存在します。
グローバル・アロケーション・オープンBコース(年4回決算・為替ヘッジなし)