家計調査の貯蓄・負債編の2019年のデータが、5月15日に公表されました。
このデータを使うと、世帯主の世代別にどのような資産を保有しているか(ポートフォリオ)を分析することができます。
50代になると資産がぐっと増えていますが、教育費が不要になって、給与が増えて、家計に余裕が出てきたことが要因と推測されます。(こちらの図表27「費用を見積もりなおした後」を参照)
資産は60代が最高になることはグラフを一見すればわかるのですが、各世代のポートフォリオを見ると、わずかずつですが年齢が上がるにつれてリスクのある資産も保有するようになっていることがわかります。
老後の生活にプラスになるように、ポートフォリオを修正するには・・・
通貨性預貯金(普通預(貯)金のこと)、定期性預貯金(定期預(貯)金のこと)、生命保険の比率をそれぞれ10%ずつ削って、有価証券の割合を30%増やすとよいと思います。