2019/2/4 月
米国市場では、就労者増が2018年2月以来の大幅なものになったことがプラスの要因であるが、Amazonが四半期決算の見通しが下回り5.4%の大幅な下落となった。ウォルマートやKohl’sなども値を下げることになった。ISMの製造業指数は上昇したが、中国の製造業はマイナス成長となった。エクソンモービルとシェブロンという石油大手は利益が予想を上回り上昇。欧州市場では、米国の雇用統計の影響により上昇したが、イタリアやスペインなどで銀行株が値下がりしている
2019/2/5 火
米国では米中貿易問題の見通しが明るくなったとしてテクノロジー関連株が上昇。アップルとマイクロソフトはともに2.7%値を上げた。Googleの親会社であるアルファベットは市場終了後の決算発表で2%値を下げた。収益と売り上げは予想を超えたが、費用が市場の予想を超えたことが原因。欧州市場では、米国市場の米中問題の楽観的な見方がプラスに作用したが、銀行セクターは値下がりして、市場全体は横ばい。スイスのプライベートバンクJulius Bearが4%以上値を下げ、スペインの大手行、サンタンデールやCaixabankなどがブローカー評価の引き下げで下落。ドイツのWirecardはシンガポールでの不正が指摘されていたが、法律事務所の検査の結果、不正は見つからなかったとして13.7%株価はリバウンド
2019/2/6 水
米国市場では個別企業の好決算が市場を押し上げた。化粧品のエスティローダーは中国での販売が増加して好業績となり株価は11.6%、ラルフローレンも増収・増益となり8.4%の株価上昇。ボーイングは超音速のプライベートジェット開発に投資を行うと公表し3.3%上昇。欧州市場では、BPが利益が倍増したことを受け5.1%値を上げ、さらに、最近軟調であった銀行株がリバウンドしたことにより、市場は9週間来の高値を付けた
2019/2/7 木
米国市場ではムニューチン財務長官が米中交渉が建設的に行われていると発言したことがプラスの要因であったが、ビデオ配信のElectoronic Artsが売り上げが予想を下回り13%以上の値下がりとなり、Activision Blizardなどの同業者も大きく値下がり。その影響で市場全体はわずかに値下がり。ただし、テクノロジー関連は底を脱したとして値が上がった。欧州市場では、ドイツのDAX、フランスのCAC40ともに値を下げたが、オランダ、イタリアの銀行が上昇したことがけん引要因となり上昇。
2019/2/8 金
米国ではトランプ大統領が中国との暫定的な緩和期間の末である3月1日までに中国の習金平主席と会わない予定であり、米中問題の解決に不安が残り、さらに、ユーロ圏の経済成長予想が下方修正されたこともあり市場は下落。公益と不動産以外のセクターでマイナスとなった。中国との関連が強い半導体関連も値を下げ、原油価格が下落したエネルギーも下げた。欧州市場では、EU圏の経済成長の下方修正とイングランド銀行がBrexitに関連して成長が鈍化すると予想したことから市場は下落。個別銘柄では、広告大手のPublicsやドイツの食品加工機械製造のGEAなどが大きく値を下げ、現役を公表したFiat-Chryslerを筆頭に自動車株も軟調