2月第1週の市況

2019/1/28    月

米国ではトランプ政権が政府機関の閉鎖を一時的に解除する動きがあり市場は好感。スターバックスは売り上げが予想を超え3.6%株価上昇。インテルは第4四半期の売り上げが予想以下で5.5%値を下げることになったが、他の半導体関連が堅調なため、フィラデルフィア半導体指数は2.2%上昇。欧州市場も堅調。ただし、英国についてはポンド高が影響してFTSEは値下がり。ドイツのDAXは1.4%程度値を上げる。ウォールストリートジャーナル紙が、Fedがより緩和的な金融政策をとると報じたことが好感される。自動車や部品関連も強い

2019/1/29    火

HuawaiのCFOが、米国のイランへの制裁違反で、カナダで逮捕され世界的に株式市場は軟化した。米国では当初値を下げたが、その後下げ幅は回復。SP500とダウは値下がりになったがNASDAQは値上がり。アジアでは日本で日経225が、MSCIアジアパシフィック(除く日本)がいずれも2%程度の値下がり。欧州では影響が大きく、輸出主導のドイツのDAXは2.2%の値下がり。ダイムラーが3.2%値を下げ、STMicroやAMSなども5%前後値を下げるなど、自動車やテクノロジー関連が値下がり。

2019/1/30    水

米国市場は別々の動きがあり、市場全体は方向性のない市場となった。決算を控えたアップルは業績の悪化を見越して1%の値下がり。今週の後半に決算を控える、Amazon、マイクロソフト、Facebookなども値下がり。一方、3Mや防衛関連銘柄が堅調で産業関連株は値上がり。水曜日にFOMCが開催されるが市場はこのタイミングでの金利の引き上げはないとみている。欧州市場は、米中の貿易交渉の前に、米国当局がHauweiを刑事訴追したことを不安視している

2019/1/31    木

米国ではFedが金利を据え置いたが将来の利上げに対して慎重な見通しを示す。米ドルが下落して、イールドカーブは急勾配化。株式市場ではアップルが予想を超える決算を発表し株価上昇。昨日同じように値を下げていたマイクロソフトやFacebookも値を上げる。民間の雇用統計ADPレポートも堅調。欧州市場では、LVMHが堅調な決算を公表し、高級品ブランドを中心に市場を引き上げた。英国では、ポンドが下落して株価が上昇

2019/2/1    金

米国ではFacebookが四半期決算を公表し予想を上回る収益を上げたことから同株は10%以上値上がり、GEも四半期の売り上げが増加して10%以上値を上げた。売り上げが予想を下回ったAmazonは2.5%値を下げたが全体としては、テクノロジー関連にけん引されて市場は上昇。欧州市場では方向性のない市場となり市場は横ばい。欧州県内の経済成長の鈍化が確認され、英国では車の生産が大きく下落。また、政府から合併を認めない可能性を示唆されているドイッチェバンクとコメルツバンクはともに5%前後値を下げる