2018/4/23 月
米国ではイールドが上昇し、P&G、ペプシコなど消費財関連を中心に値を下げた。また、昨日台湾企業から発信されたiPhoneの需要に対する懸念からアップルは4.1%値を下げた。欧州では、スウェーデンのエリクソンが予想を超える業績を公表し大きく上昇、Nokiaなどの同業他社も上昇したが、ドイツの小売りメトロはロシアでの業績不振から大幅に値を下げ、日本の武田製薬の買収提案を拒否した英国のShireも値を下げた
2018/4/24 火
米国では10年ものイールドがほぼ3%になり、米ドルは上昇。半導体関連は依然として弱くテクノロジー株全体が軟調。市場は全体でみるとまちまち。欧州市場では、米国のイールドの上昇を背景に金融株がけん引。ECBが不良債権のための積立金額の削減を考慮しておりイタリアの銀行が恩恵を受け上昇。UBSは決算結果が芳しくなく2.5%値を下げ、インフレ懸念からネスレ、インベブ、ユニリバーなどの消費関連株が軟化。ドイツの小売りMetroは引き続きロシア部門の不振から大きく軟化
2018/4/25 水
米国では10年物のイールドが3%をこえる水準に上昇。キャタピラーは世界需要は堅調ではあるが鉄鋼価格の上昇により6.2%株価下落。3Mは利益は予想水準であったが2018年の見通しを下方修正して約7%の下落。FBやアルファベットも4%前後の下落となり、米国市場は急落
2018/4/26 木
米国では方向性のない市場であったが、通常取引終了後、フェイスブックの好調なセールスが公表され同株は5%以上値を上げた。一方で、成長に疑問の残るTwitterは2.4%値を下げた。イールドは3%を超える水準となり、米ドルは高止まり。イールドの上昇は欧州株式の値下がりの要因となる。欧州市場では資源価格の下落も、リオティント、アングロアメリカンなどの資源関連株の軟化を招く
2018/4/27 金
米国市場では個別銘柄にけん引されて市場が大きく上昇。データ漏洩で軟化していたFacebookは好決算を公表し9%以上値を上げ、Amazonは市場取引終了後、売上が43%上昇したことを公表し同株は6%以上値を上げた。UPSも好調な決算を公表し4%以上値を上げた。欧州市場でも市場全体としては値を上げたが個別銘柄の動きはまちまち。利益が8割近く減少したドイッチェバンクは、投資部門を縮小すると公表したが値下がり。一方、ノルウェイの最大手の銀行のDNBは好調な決算を公表し6%近く上昇
ファイナンシャル・アドバイザー(2018年夏号)『100歳まで安心できる運用&取崩し提案──退職世代に伝えたい長生きリスクへの対処法』に寄稿しています。
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