ライフプランニング~その4-2

税金と社会保険料を見積もってみよう

このままであれば、何の問題もありませんが、まだ、見積もられていない支出があります。それは、税金と社会保険料です。現役世代であれば給与天引きされる税金と社会保険料ですが、リタイア後には、自分で納める 必要があるのです。所得税は、表1.3 のように計算できます。

表1.3 所得税の計算

総所得金額がゼロなので納める税金はありません。これで安心と思うのは早計です。社会保険料の計算が待っています。森永様は、東京都世田谷区にお住まいです。国民健康保険に加入するために、保険料を支払う必要があります。

 

ライフプランニング~その3-2

支出を見積もろう

次に、これから先の支出について見積もってみましょう。家計簿に計上される項目についてまとめたものが、図1.9です。ここでは、住宅関連の情報は除いています。住宅関連の支出は、大きく分類すると3つに分かれます。

  1. 賃貸住宅に入居している場合
    家賃を支出に見積もることになります
  2. 持ち家(住宅ローンあり)
    ローン返済を支出に見積もり、修繕費や管理費なども見積もり必要があります
  3. 持ち家(住宅ローンなし)
    修繕費や管理費を支出として見積もります

図1.9 世帯主が65~70 歳の世帯の支出(住宅関連を除く)