ファンドのMIRAI【2019年2月号】~その2

バランス型ファンドと代表的な資産クラス(日本株式、米国株式、外国債券、日本債券)をリスク(横軸)とリターン(縦軸)で表すと図のようになります。合理的な投資家は、リスクが低くて、リターンが高い資産を好みます。つまり、図のより左上の位置にあるファンドが合理的な投資家に選ばれる、効率的な運用をしているファンドということになります。しかし、「リスクが低くてリターンが高い」という投資家にとって都合がよいファンドは存在しませんから、ファンドは右上がりのラインに沿って並ぶことになります。このラインのことを、「効率的フロンティア」といいます。

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ファンドのMIRAI【2019年2月号】~その1

2月、株式市場は1月以上に上昇しました。特に値を上げたのは中国市場です。米中貿易紛争の解決への期待感が月末にかけて強まったこともあり、中国株式は15%以上値を上げています。通貨は、米ドルが堅調であったことから円は弱含みで推移しました。そのため、外貨建て投資にとってはプラス。米国株式も10%以上の上昇になっています。

2月末現在、米中関係は、3月27日に行われるトランプ-習近平会談で、紛争が解決されるとみなされているように思います。株式市場も、そのことを織り込み済み。そうなると、逆に、会談が芳しくなく終了すると、また株式市場に大きな影響を与えるかもしれません。