ファンドの特徴
このファンドは、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファミリーファンド方式を採用しており、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用する親ファンド(国内株式、外国株式、外国債券、国内債券、短期金融資産)に投資する仕組みです。2045年がターゲットイヤーに設定されており、ターゲットイヤーに近づくに従い配当等収益を重視した比率になり、ターゲットイヤー到達後は、国内債券と短期金融資産で運用するように、基本配分比率は変化していきます。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来収益分配金が支払われた実績はありません。NISAではつみたて枠の投資対象ファンドになっています。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、9.52%、8.12%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.9です。同じく三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用する「三井住友・DC年金バランス50(標準型)」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれもこのファンド上回っています。
※ 202年6月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
国内株式30%、外国株式22%、外国債券20%、国内債券26%、短期金融資産2%(基本資産配分比率:2023 年4月現在)
運用体制
アクティブ/パッシブ
アセットアロケーション:パッシブ運用
アセットクラス内:パッシブ運用
販売会社
SMBC日興証券、住友生命、Jトラストグローバル証券など |
資産残高の推移
ファンドは2008年3月に設定。設定以後、ファンドの純資産残高は、おおむね右肩上がりで上昇しています。2024年6月末時点で、約433億円の純資産残高になっています
購入時最大手数料等
0%
信託財産留保額
信託報酬
年 0.462%
収益分配金
2008年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません
このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、『ターゲットイヤー』でしょう。ファンドに投資しているだけで、年齢が上がると保守的なポートフォリオに自動的になっているというのが、”ターゲットイヤー型”ファンドです。購入時手数料は徴収できなくなっています(ノーロード)し、NISAではつみたて投資枠の対象ファンドになっています。
少しマイナスなのは、信託報酬は年間0.462%とそれほど安くなっていないことです。ターゲットイヤーまでまだ20年以上あるので、株式への投資割合が50%を超えているのでよいという判断でしょうか。ターゲットイヤーに達した後は、信託報酬が年間年 0.231%に引き下げられることが目論見書には書いてありますが、ターゲットイヤーに達した後は国内債券と短期金融資産だけでの運用になるので、引き下げられた水準でも少し高いように感じます。
少しコストは高めですが、計算してみるとファンドのパフォーマンスは悪くありませんのでそれほど気にする必要もないのかもしれません。