9月第1週の市況

前週の市況はコチラ

2017/8/28 月

ジャクソンフォールでのイエレン議長のスピーチはタカ派的なものでなく市場は好感。米株と国債は上昇。ハリケーンが近づいているため原油価格は上昇。ドラギ総裁のスピーチでは為替に言及することもなく、ユーロ高は是正されず。欧州市場では、AmazonによるWhole Foods Market買収の影響で欧州の小売株が軟化。金融やエネルギーは上昇したが市場全体では下落

2017/8/29 火

米国ではハリケーンがテキサスを直撃しエネルギーと銀行株が下落。製油所が閉鎖されることから原油価格は下落したが、ガソリン価格は上昇。ホームデポは株価上昇し、トラベラーズ、オールステートなどの損保関連が安い

2017/8/30 水

米国ではハリケーンの影響で6日連続でガソリン価格が上昇。北朝鮮によるミサイル発射は当初、ドル安を引き起こしたが、その後、ドルはリバウンド。債券のイールドは2015年1月来の低い水準になり金価格も上昇。欧州でもミサイルの影響があり、特に輸出に依存しているドイツのDAX指数は大きく値下がり

2017/8/31 木

米国ではGDP成長率が上方修正され、8月の民間部門の雇用情勢(ADPレポート)も3月以来の新規就労者数の伸びとなり、米国株式は大きく上昇。欧州市場も、昨日値を下げた銀行株や資源関連株がリバウンド。フランスの医療機器Biomeneuxやドイツの放送機関RTLなど個別企業の収益が好調だったことも市場の上昇に寄与

2017/9/1 金

米国では、7月の個人消費が堅調に推移したこと、中国の製造業指数が堅調であったことからNASDAQは史上最高値を更新。マニュ―ティン財務長官がドル高を否定するコメントウィしたためドル安に。欧州では、カルフールが収益見通しを公表し小売りセクターは値を下げたが、中国の景気にけん引された資源関連が好調で市場全体では上昇

ファンドの尺度~資金の流出入

ファンドにお金が流れ込んでいるのか、逆に、ファンドからお金が流失しているのか?ファンドを購入するときに大切な指標になります。

海外では、スマートマネー(かしこいお金)効果といって、資金が流入しているファンドはパフォーマンス(運用成果)が高く、資金が流失しているファンドはパフォーマンスが悪いといわれています。

「FP-MIRAI 倶楽部 主要ファンド分析」レポートで取り上げている8つのファンドについて調べてみました。1年前の資産残高に1年間の騰落率をかけて資産残高の推定値を計算します。その推定値と実際の資産残高を比較してみるのです。結果は、表のとおりです。

解約がなくても、分配金で再投資されない金額や税金で差し引かれた金額はファンドの外に出ていきますから純資産残高は減ってしまいます。REIT関連のファンドは収益分配金の割合が高いので、少し減少額が高く出てしまうことは考慮する必要があります。

終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か