11月第1週の市況

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2018/10/29    月 

米国では第3四半期のGDP成長率が予想以下のものとなり、アルファベットとアマゾンがともに売り上げの減少から、5.6%と7.8%と大きく下落。その影響で主要株式3指数はいずれも値下がり。欧州でもドイツのDAXは0.9%、フランスのCAC40は1.3%と値を下げた。フランスの自動車部品メーカーのValeoは21%値を下げ、同じく自動車部品のFavreciaは日立からClarionを買収して値を下げる。スウェーデンのElectroluxやSEBは需要減の見通しと材料価格の高騰を発表し値を下げる

2018/10/30    火

米国ではBloombergが米国政府が12月にも中国からの輸入品のすべてに関税を課すると報じ、テクノロジー株を中心に大きく値下がり。Amazon、Aplabet、Netfliexはそれぞれ、6.3%、4.5%、6.6%の値下がり。関税に感応度の高いボーイングも6.6%値を下げる。一方、欧州市場は銀行株が堅調な動きを見せ市場は上昇。欧州最大手のHSBCは第3四半期の利益が28%の増益となり4.5%値を上げた。イタリアの銀行も格付けが据え置きとなり価格上昇

2018/10/31    水

米国では半導体銘柄と輸送関連銘柄が回復し市場も上昇。Nividiaが9.4%、KLA-Tencorも7.6%と大きく上昇。GEは業績が悪化し配当を引き下げ8.8%の値下がり。コカ・コーラは業績が堅調で2.5%値を上げ、アンダーアーマーも業績好調で約25%値を上げた。欧州市場ではユーロ圏の第3四半期の成長率が予想以下となり軟化。個別銘柄ではスイスのGeberitとドイツのルフトハンザはそれぞれ業績不振で9.3%、8.1%値を下げた。フランスのBNPパリバも業績不振で2.8%の下落

2018/11/1    木

米国市場では、10月のSP500の騰落率はここ7年で最悪となったが、安くなったテクノロジー・インターネット関連の株が買い戻され大幅な上昇になった。FB、Amazon、Netfliex、AppleなどのいわゆるFAANG銘柄が2.6%~5.6%の大幅な上昇になった。GMは堅調な業績を公表し株価が9.1%上昇。ケロッグは通期の利益予想を下方修正し9%弱値を下げた。欧州市場でも、ロレアル、Sanofi、サンタンデール、スタンダードチャタードなどの個別企業が好業績を発表し値を上げ、半導体関連の銘柄もリバウンドした

2018/11/2    金

欧米市場で半導体関連が値を上げた。アップルは市場終了後、予想以下の決算を公表し4%ほど値を下げたが、アップルのサプライヤーである半導体各社は値を上げた。欧州のASM Internationalは強気な収支見通しを公表し2009年以降となる10%以上の大幅な値上げを記録。米国市場では、デュポンも好決算を公表し8%以上上昇。トランプ大統領が中国との対話が近いことを公表し、ボーイングやキャタピラーが上昇。欧州市場では、資源、銀行、小売りなどの景気循環株が堅調

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2018/10/22    月 

米国では、金利引き上げと中国との関税戦争など市場は好転しなかったが、プロクター&ギャンブルが売り上げを大きく伸ばしたことから同株が8.8%上昇。そのため、SP500は幾分値を下げたが、ダウは値を上げた。9月の住宅販売は下落した。その他、個別銘柄ではPaypalが好調な決算を公表し9.4%上昇、ハネウェルインターナショナルは、中国での減速と関税によるコスト増の影響を受けると公表し1.1%値下がり。欧州市場ではほぼ横ばいであった。タイヤメーカーのミシュランは売り上げ見通しの下方修正を行い、ブローカーの評価も下がり11.2%と大幅な値下がり。競合会社のコンチネンタルも4.5%の下落

2018/10/23    火

米国市場ではイールドが低位で安定して金融株が下落。ハリバートンやシュレンベルジェといった石油開発会社が大きく値を下げてエネルギー関連も軟化。その結果、ダウとSP500は値を下げた。NASDAQは値を上げた。欧州では、ムーディーズがイタリアのアウトルックを据え置いたために、イタリアでは国債の代理変数となっている銀行株が上昇。また、フィアットクライスラーは部門を売却することで62億ユーロを確保し、株価は3%上昇。その他、イタリアの靴メーカーのサルバトールフェラガモではオーナー創業者が死亡して株価が8.7%上昇

2018/10/24    水

米国ではキャタピラーが2018年の利益予想をすえおいて7.6%値下がり。3Mは利益予想の下方修正を行い4.4%値下がり。また、サウジアラビアが原油の増産意向を表明したことからエネルギー関連株も値下がり。産業関連銘柄は、借り入れコスト上昇と、賃金値上がりによる負担、関税の引き上げにより軟化。欧州市場でも大きく値下がり。ドイツのDAXは2.2%値を下げた。IT関連のAMS、Atosなどが大きく値を下げたほか、スウェーデンのSaabやフィンランドのWartsilaも大きく値下がり

2018/10/25    木

米国市場では住宅販売が低調で、さらに、半導体関連でテキサスインスツルメンツが8.5%、インテルが4.7%値を下げるなど大きく値下がり。VIX指数は4.52ポイント上昇して25.23ポイントと2月の水準にまで上昇。欧州市場でも半導体関連が弱く、需要減を公表したSTMicroelectronicsは10%以上値を下げ、第4四半期の予想を引き下げたAMSも昨日に引き続き12.2%の大幅な下落。ドイッチェバンクは第3四半期の利益が減少し4.8%の値下がり

2018/10/26    金

米国ではマイクロソフトが好決算を公表し5.8%値を上げた。その影響もありNASDAQは3月以来の大幅な上昇。フォードやVISA、ツイッターなども好調な決算を公表し、Amazonやアルファベットの下落を補う形となった。欧州市場では方向性のない市場となったが最終的には市場は上昇。ECBのドラギ総裁は、ユーロ安により輸出が好調なこと、イタリアの不安定化などをコメント。ベルギーのビール大手インベブは配当を半減させ株価は10.4%下落

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