10月第2週の市況

2019/10/7    月

米国では、労働省が雇用統計を公表し136,000の非農業就労者増となり緩やかな増加となった。失業率も50年来最低の水準となり、昨日の民間部門の雇用統計やISMサービス指数などの悪い統計を払しょくする結果になった。アップルは、iPhone11の増産が報じられ2.8%株価を上げ、HPはリストラ計画により9.6%、株価を下げた。欧州市場でも米国の雇用統計がプラスに作用し市場は上昇。アップルの株価上昇が欧州内のサプライヤーの株価にも好影響を及ぼし、Dialog Semiconductorは4.3%、STMicroは3.2%の株価上昇となった。そのほか、豪当局がタカタのエアバックを装着したBMW2万台の走行を控えるように警告し、BMWの株価は1.2%下落

2019/10/8    火

米国市場では、米中協議について中国側の対応から広範な合意には至らないとの懸念から市場は値を下げる。FOXニュースは、中国の商務省が部分的な合意に至る可能性を示唆したことを報じた。GMはUAWに提案していた労働契約が拒絶され0.5%軟化。欧州市場では、食品・飲料などのディフェンシブな銘柄が上昇。ラウンドアップ関連の訴訟が延期されたBayerは1.4%値を上げる。市場全体としても上昇。アップルのサプライヤーであるオーストリアのAMSはM&Aに失敗し0.9%値を下げた

2019/10/9    水

米国政府が、中国政府や共産党の要人に対してビザを発給に制限をかけ、さらに、AIの新興企業を含みブラックリストを拡大したことから市場がネガティブに反応。中国側からは米中対話に関してのコメントがトーンダウン。パウエル議長は金利引き下げに対して寛容的なコメントを残し、金融関連は2%の下落。また、フィラデルフィア半導体指数も3.1%の下落。欧州市場でも米中問題の影響が大きく市場は下落。ポンド安により下落幅に歯止めがかかった英国は0.8%、大陸側では1%以上の下落

2019/10/10    木

中国が米中協議の部分的な妥結に前向きと報じられ、さらに、米国産農産物をより購入する意向があることが報じられ欧米市場は上昇。Fedの議事録も公開され、多くの理事が利下げに前向きであったことが判明。昨日大きく値を下げたフィラデルフィア半導体指数はリバウンドし、マイクロソフトも1.9%株価上昇。欧州市場でも米中協議への期待感から市場は上昇。ドイツのDAXは1.0%上昇。英国のゲーム関連GVGホールディングスはコア利益の予想引き上げにより株価は5.1%上昇。ライアンエアーやイージージェットといったLCCは値下がり

2019/10/11    金

米中協議がスタートしたが、トランプ大統領が中国の劉副首相と金曜日にホワイトハウスで会談するとツイートし、市場は好感。エネルギー、金融、産業、素材などの景気循環株が市場をけん引。アップルはiPhone11の販売が好調で1.3%株価上昇。デルタは四半期の収益見通しが良くなく株価は1.5%の下落。欧州市場でも、米中会談が好感されて、自動車や商品関連が2%以上上昇。売り上げが好調だったLVMHは5.6%上昇し、同業のKering(4.2%)、クリスチャンディオール(4.1%)なども大きく上昇

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ファイナンシャル・プランナー・マガジン Vol.023(2019年秋号) FPMAGに記事を掲載していただきました。

マニュライフ生命の新商品「こだわり変額保険」の分析』という記事です。記事の内容は、

1.保険のしくみ
2.保険会社が消費者に訴えかけたいこと
3.FPが知っておきたいこの保険のポイント

4.こだわり変額保険の特徴のまとめ

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