8月第2週の市況

前週の市況はコチラ

2018/8/6    月 

中国が新たにLNGや航空機を含めた米国からの輸入品の関税を引き上げると公表し、6月の新規就労者数は予想以下となったが、個別企業の収益に支えられて米国市場は値上がり。欧州では、クレディアグリコルの決算が好調で、Natixisも値を上げ、アリアンツも好調な決算となったことから銀行主導で市場は上昇。アップルの影響でIT銘柄も強い

2018/8/7    火

FBが銀行と顧客情報を共有する新しいサービスを提案し株価が4.4%上昇。ウォーレンバフェットのバクスシャーハザウェイも2.4%値を上げ米国市場は上昇。金融株も堅調。欧州市場では方向性のない市場となったが英国の銀行大手HSBCが新規案件のコスト増から値を下げ、イタリアの銀行のBanco BPMも収益が予想以下であったことから6%値を下げ、市場全体も値下がり

2018/8/8    水

米国市場では、Amazon、アルファベット、マイクロソフトなどの大型IT銘柄が堅調でSP500は史上最高値を更新。10年ものイールドが上昇して金融株も押し上げた。電気自動車のTeslaは会長が株式のプライベート化について発言し10%以上値を上げる。欧州市場では、米国市場のセンチメントの改善に加えて、原油価格の値上がりでエネルギー関連が上昇。市場全体も値上がり

2018/8/9    木

中国が米国からの輸入品160億ドルに対して25%の関税を課すことにしボーイングやキャタピラーといった銘柄が値下がり。また原油価格も下落したことから、米国市場ではSP500とダウは値下がり。欧州市場でも米中の関税合戦の影響に加えて、製薬関連の銘柄が下落して市場は軟化

2018/8/10    金

米国市場では金融株・エネルギー株を中心に軟調であったが、アップル、AmazonといったIT大手銘柄が堅調。Teslaは4.2%値を下げ最近の値上がり分は吹き飛んだ。米国市場では、ダウとSP500が値を下げ、NASDAQが値を上げる最近の展開。欧州市場では米中の関税紛争やロシアへの制裁など不安定な要因はあるが、アディダスが好決算で大きく値を上げるなど、消費関連株の決算が堅調で市場は値を上げた