8月第4週の市況

2024/8/19    月

米国では、、ミシガン大消費者信頼感指数が公表され指数は将来の期待感が上昇し、指数全体も上昇。株式市場ではSP500とNASDAQは7日連続の値上がりとなった。週次でみると、主要3指数ともに2023年10月以来の大きな値上がりになった。フォードは8.5万台のSUV車のリコールを公表したが、株価は0.5%上昇。第4四半期の売上が堅調であると予想したApplied Materialsであったが、株価は1.9%の値下がりになった。欧州市場でも株式市場は上昇したが、小売販売が0.5%上昇した英国のFTSEは値を下げた。消費者をだましたとして米国で訴えられたStellantisであったが、株価は1.9%上昇。フェラーリも3.1%値を上げたことから、自動車関連が上昇し市場をけん引。ラウンドアップ関連の訴訟で勝訴したBayerは株価が10.9%上昇

2024/8/20    火

米国市場では、Nvidia、Microsoft、Alphabetなどが値を上げ、主要3指数はいずれも上昇。最近の経済統計が悪化しているにもかかわらず、消費堅調に保たれており、Fedの利下げへの期待感は維持されている。火曜日にジャクソン・ホールで開催される中央銀行総裁が集まる会合でパウエルFRB議長のスピーチが予定されている。市場ボラティリティを示すVIX指数は低い水準に低下した。ゴールドマンサックスは米国が景気後退に陥る可能性を引き下げた。サーバーメーカーのZT Systemsを49億ドルで買収することを公表したAMDは4.5%株価上昇。B. Riley Financialは共同CEOのBryant Rileyが買収の意思を示していたが、株価は5.8%下落。欧州市場では小売りと基礎資源の株価が上昇し、市場全体も株価上昇。金属価格が上昇したために鉱業株が上昇。また、ドイツのオンライン小売りZalandoと英国のスポーツウェア販売のJD Sportsが小売り株をけん引

2024/8/21    水

米国市場では、各地域の中央銀行の会合を前に、市場は一段落し、主要3指数は幾分低下。エネルギー関連では原油価格の下落に連動して株価下落。年間の売上・利益の予想を下方修正した小売りのLowe’sは1%株価下落。サーバー関連のPalo Alto Networksは第4四半期の売上・利益ともに予想を超えたために株価は7%以上上昇。製薬会社のEli Lillyは糖尿病薬のチルゼパチドの試験結果が好調で、株価は3%上昇。欧州市場でも、5日間続いた値上がりから一段落し、市場は下落。原油価格の下落からエネルギー関連は2%下落。サーモン関連のノルウェイのSalMarは営業利益が予想を下回り、株価は7.4%下落

2024/8/22    木

米国市場ではFedの政策会合の議事録が公開され、9月での利下げの期待が膨らみ、主要3指数はいずれも上昇。Targetは四半期の業績が予想を上回り、年間の利益予想を上方修正したことから株価は11%上昇。一方、同じ小売りのMacy’sは四半期の業績が予想以下となり、株価は13%下落。Keysight Technologiesは利益が予想を超え株価は13%上昇。欧州市場では、Fedが議事録を公表する前であったが、自動車関連がけん引して市場は上昇。基礎資源も値を上げた。スイスの眼科関連のAlconは四半期の売上の上昇が予想以下で、株価は3%下落。スペインの製薬会社Grifolsについて、プライベート化する動きがあり、同株は約3%上昇

2024/8/23    金

米国市場では、イールドが上昇しテクノロジー株が値を下げ、その結果、主要3指数は値下がり。特にNASDAQは1.5%以上の値下がり。不動産セクターは値上がり。クラウドデータの分析のSnowflakeは通年の売り上げ予想を引き上げたが、利益率がそのままであったことから逆に株価は14.7%下落。Zoom Video Communicationsは通年の売り上げ予想を引き上げ、株価は13%値上がり。欧州市場では、金利の引き下げへの期待感から、ヘルスケアや小売り関連がけん引して値上がり。第2四半期の売上高の成長が改善されたスポーツウェア販売のJD Sportsは11%株価上昇。スイスの製薬会社Siegfried Holdingは上半期の業績が予想以上になったことを受けて株価は7%上昇

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8月第3週の市況

2024/8/12    月

米国市場では、ボラティリティ指数のCBOE指数が低下し、テクノロジーセクターがけん引して市場は上昇。ビデオゲームのTake-Two Interactive Softwareは2026-2027年にかけてグランド・セフト・オートVIの新作を発売を加速されることを公表し株価は4.4%上昇。Expediaは第2四半期の利益が予想を超えたことから株価は10.2%上昇。欧州市場では引き続きヘルスケア関連がけん引して市場は上昇。製薬会社のNordiskは前日に引き続き6.3%上昇。ドイツのインフレは2.6%の上昇となり予想とおり、イタリアのインフレは前月比で低下した。ドイツの不動産会社 LEG Immobilienは四半期決算で損失が予想以下であったことから株価は5.5%上昇

2024/8/13    火

米国では、7月の生産者物価指数の上昇が予想以下となったことから、金利引き下げへの期待感が高まり、株式市場では主要3指数がいずれも上昇。中でも情報テクノロジーと一般消費財が大きく値上がり。スターバックスはChipotle Mexican GrillのトップであるBrian NiccolをCEOに指名したことから、スターバックス株は24.5%上昇し、Chipotle Mexican Grill株は7.5%下落した。Home Depotは年間の利益予想を下方修正し、当初は値を下げたが、その後値を上げることになった。メディアのBuzzFeedは第2四半期の赤字が縮小し株価は25.9%の上昇。欧州市場でも、米国の生産差物価指数の上昇が予想以下であったことが、金利の引き下げにつながるとの期待感から株式市場は値を上げた。ボラティリティ指数も2週間で最低の水準になっている。ドイツでは消費者信頼感指数のZEWが予想以上に低下した

2024/8/14    水

米国では、消費者物価指数が公表され、2021年以降初めてその上昇が3%以下となった。市場ではFedにより利下げへの期待感が高まり、SP500、ダウは上がり。NASDAQはほぼ横ばい。当局がその解体も検討しているGoogleの親会社Alphabetは2.3%株価下落。そのほかのメガキャップ、Tesla、マイクロソフト、Nvidia、Metaなども値下がり。最近水準が上がっていたVIX指数は20以下にまで下落した。金融株では、Progressive、Charles Schwabは7月の業績が良かったことから株価が上昇し、Allstateは一部を売却することになり株価が上昇。欧州市場でも、米国の金利引き下げの道筋が見えたことから、旅行・レジャー、金融といったセクターがけん引して値を上げた。世界最大のオンラインくじのFlutterは通年の見通しを引き上げ、株価は10%以上上昇。スイスの銀行UBSは四半期の利益が予想の倍になったことから株価は5.3%上昇

2024/8/15    木

米国では、小売販売が1%増となり、景気後退への不安を緩和させ、株式市場は値上がり。NASDAQは2%以上の上昇となった。通年の利益予想を上方修正したウォルマートのほか、Targetやコストコなども値上がり。四半期業績の予想を上方修正し、全世界で7%人員削減をすることになったCisco Systemsは7%近く株価上昇。ナイキはアクティベストのAckman氏が保有株式を増加させ、株価は5%上昇。欧州市場では、テクノロジーや銀行といったセクターがけん引して、市場は1%上昇。ASML HoldingやASM Internationalなどの半導体関連は、いずれも4%以上値上がり。オランダの銀行Adyenは半期のコア利益が予想を超え、株価は12%上昇。英国の保険会社Admiralも上半期の好業績を予想し、株価が6.5%上昇

2024/8/16    金

米国では、、ミシガン大消費者信頼感指数が公表され指数は将来の期待感が上昇し、指数全体も上昇。株式市場ではSP500とNASDAQは7日連続の値上がりとなった。週次でみると、主要3指数ともに2023年10月以来の大きな値上がりになった。フォードは8.5万台のSUV車のリコールを公表したが、株価は0.5%上昇。第4四半期の売上が堅調であると予想したApplied Materialsであったが、株価は1.9%の値下がりになった。欧州市場でも株式市場は上昇したが、小売販売が0.5%上昇した英国のFTSEは値を下げた。消費者をだましたとして米国で訴えられたStellantisであったが、株価は1.9%上昇。フェラーリも3.1%値を上げたことから、自動車関連が上昇し市場をけん引。ラウンドアップ関連の訴訟で勝訴したBayerは株価が10.9%上昇

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