ファイナンシャル・ゴール

この前

ファイナンシャル・ゴールという考え方は、Aさんから提供してもらったコンセプトだが、私なりに解釈を加えた。

私が解釈した、ファイナンシャル・ゴールは、“金融面の一里塚”という意味である。かねてより、『FPさんに相談すると、持っている資産を根掘り葉掘り聞かれ、収入も負債も全部聞かれる。どうして全部情報を伝えなければならないのか?』聞く機会が多かった。私もそう思う。40歳の人に、老後の生活を聞いてもよくわからない。けれども、20年後のことであればイメージしやすい。だから、20年後の理想の姿を設定して、それに向かってライフプランを考えればよいと思う。

それゆえ、ファイナンシャル・ゴールを考えるには、キャッシュフロー表と貸借対照表が必要になる。『シニア世代になると貸借対照表がより重要になる』というのが私の考え方であるが、ファイナンシャル・ゴールの考え方は、親和性の高いものであった。

続く

目次作成がはかどらない

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目次の作成は、早々に暗礁に乗り上げた。いつも悩むことであるが、どの程度の難易度のテキストにするかに悩んだ。書きあがったものは、書いている側が思っているほどやさしくないことが多い。これは多分に私の日本語の問題のように思えるが、説明が上手でなければ、難解な文章が出来上がる。

Aさんは、私に依頼した時点で、あまりやさしいものが出来上がってくるとは思ってなかったようである。銀行員が読むことを前提としているので、多少骨のある内容で構わないと指示を出してくれた。

Aさんの指示のおかげで、私の腹は決まって、『ちっとも易しくない』ものを作ることにした。いや、より正確に表現すれば、『無理にやさしく解説することをしない』ものを作ることにした。出来上がったテキストの上巻の第1章は、「資産運用の基礎」なのであるが、この章にあてたページ数は15ページ。全体の10%にも満たない。

それでも、目次作成は時間がかかった。目次ができた時には、最初に示された締め切りの数日前だったような気がする。

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