4月第1週の市況

2024/4/1    月   

欧米市場はグッドフライデーで休場

2024/4/2    火

米国ではISM製造業指数が2022年9月以降で初めて50の水準を超え、市場ではFedの金利引き下げのタイミングが遅れるのではとの懸念から、ダウとSP500は値下がり。NASDAQは半導体部門が1.2%上昇した恩恵から値を上げた。10年物イールドはISMデータ公表の後、2週間来の高水準になった。セクター別では原油価格が上昇したエネルギーは値を上げたが、不動産、公益、ヘルスケアなどは値下がり。顧客情報の漏洩が報告されたAT&Tは0.6%株価下落。欧州市場はイースターで休場

2024/4/3    水

米国市場ではFedの金利引き下げが遅くなるとの観測されること、Tesla株が4.9%下落したことなどから、株式市場は下落。また政府がMedicare Advantageに対して補償レートを維持したことから、UnitedHealth、CVS Health、Humanaなどが大きく値下がり。欧州市場では株式は値下がり。ドイツではエネルギー価格が値下がりし、インフレが予想以上に沈静化。スイスの製薬会社Siegfried HoldingではCEOが辞任し、他社のCEOに就任することがわかり、Siegfried Holding株は1.6%4下落したセクター別では小売り、不動産、旅行・レジャーなどが2%以上値を下げる。ウクライナがロシアの石油関連施設を攻撃し、中東でも紛争がエスカレートする中原油価格が上昇し、エネルギーセクターも2.5%上昇。スウェーデンのSAABはルーレオに石化燃料を使わない製鉄所を建築することを公表し、SSAB株は6.1%下落

2024/4/4    木

米国市場ではSP500とNASDAQはわずかに値上がり。SP500は素材やエネルギーといったセクターがけん引した。ISM非製造業指数は予想外に2か月連続の下落となった。 美容関連Ulta Beautyは予想を下方修正し株価は15%下落。e.l.f. BeautyやCotyも値を下げる。インテルは2023年に基本となるビジネスで70億ドルの損失を公表し、株価は8%下落。欧州市場でも、米国のISM非製造業指数が低調であったことと、ユーロ圏のインフレが緩和しているのを背景に株高となった。セクター別では銀行が最も値を上げる。台湾で起きた地震は半導体市場に与える影響が懸念され、テクノロジー株は0.9%上昇。自動車部品のForviaは8日の第1四半期の業績公表前にあまりストのコメントが加熱し株価は5.4%上昇

2024/4/5    金

Fedの幹部が利下げに対する慎重なコメントが出された米国では、株式市場は大きく下落。新規失業保険申請者数は2か月来の高水準になった。また、中東での緊張感の高まりを受けて原油価格が上昇。 Levi Straussは年間利益の予想を引き上げ、株価は12%上昇。欧州市場では、景気循環株といわれる鉱業や自動車などがけん引して市場はいくぶん上昇。自動車や銀行は1%以上値を上げる。ドイツの食品配達のDelivery Heroはアクティベストが購入していたことが判明し、株価は14.5%上昇。Volvo Cars は3月の販売が25%増となり、株価は6.7%上昇

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