(この前)
Aさんは、いくつか資料を用意されていた。その中で、「ゴールベース資産管理入門」(日本経済新聞社出版)という書籍の一部のコピーを持参されていた。「ゴールベースという考え方をキーにしてテキストを執筆してほしい」というのがAさんの要望であった。出版社側の意向がはっきりしているし、私もそれに抗う理由も持ち合わせていなかった。資料を受け取って、Amazonで、本をさっそく注文した。
Aさんからは、私が、日ごろから執筆をしているので、書き溜めたものを転用すればよいということを言われたが、それでも10万字にはずいぶん不足している。ゴールベースの考え方を理解するのと同時に、テキストに入れたい内容を考える作業が始まった。
これまでの経験から、執筆で大切なのは、目次を作ることだとわかっていた。早い段階で目次を作り、その目次を編集側に見てもらう。OKが出れば、各内容についての方向性が固まる。NGが出れば目次を修正して、再度見てもらう。目次を作成するのはとても大切な作業なのである。
(この後)