9月第2週の市況

先週の市況はコチラ

2018/9/3    月

トランプ大統領が中国に対して新たな課税をちらつかせたことにより欧州市場は中国に感応度の高いドイツ株を中心に下落。ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲンなどの自動車株が1%後半の値下がり。英国のWithbreadは配下のコーヒーチェーンをコカ・コーラに売却して19%の値上がり。コカ・コーラは値下がり。米国ではカナダとの関税交渉が合意に至らずに終了。関税がらみでは、フォードが中国産の小型車を米国内で販売する計画を断念し値下がり。市場は、ダウが値下がりし、SP500は横ばい、Amazonやアップルが値を上げたNASDAQは上昇

2018/9/4    火

米国市場はレイバーディでお休み。欧州市場では、関税問題と新興国市場への懸念から市場は横ばい。EU地域の製造業の成長はここ2年間で最低の水準に低下。英国はポンド安から株高となった。個別銘柄ではDechra PharmaceuticalがハードBrexitの予想を含む収益予想を公表し20%以上株価が下落。ベルギーのおむつ製造のOntexは外部からの出資を拒否して20%ほど株価下落

2018/9/5    水

米国市場ではISM指数が8月に14年来の上昇を見せたが、FacebookやNikeといった大型株が下落して市場全体も軟化。マイクロソフト、アルファベット、ツイッターなどのIT関連も下落。ただし、Amazonは1兆ドルの目標を前に1.3%値を上げる。欧州では、関税問題への懸念から市場は下落。ただし、イタリアとスペインの銀行は、政情が安定してきたことから値を上げた

2018/9/6    木

米国市場では司法省がSNSが選挙で意図的に情報を操作したのではと州当局と協議を行い、名指しはされなかったが、Facebookは2.3%、Tiwtterは6.1%値を下げた。その他のFANG株も値を下げることになりNASDAQは1%以上の下落となった。その他、Hallibertonは米国内や中東での活動が低調で6%値を下げ、ライバルのSchlembergerも1.5%値を下げた。また、CEOがレイプの申立てにあったJD.comは10%以上値を下げた。欧州市場では、イタリアの銀行は値を上げたが、新興国市場の魅力が低下したことから市場全体は値下がり

2018/9/7    金

米国では米中の関税戦争に関する懸念がマイナスの影響。さらにテクノロジー株は、半導体製造のST SemiconductorやMiclon Technologyが大きく値を下げ、ソーシャルメディア関連はFBやTwitterなどが昨日に引き続き続落。市場全体も値を下げる。欧州でもIT関連と資源関連が軟調で5か月来の安値を付ける。Appleの供給元関連では台湾の同業他社の決算が思わしくなかったことから値下がり。公益株が上昇