3月第4週の市況

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2018/3/19    月 

ミシガン大指数が予想より好調であったことからウォルマートは1.9%の上昇。来週のFedの利上げでは値を下げるであろう、金利感応株である公益、不動産などが上昇。原油価格の値上がりからエネルギー関連株が上昇。アドビやマイクロンテクノロジーなども上昇し、米国市場は上昇。欧州市場も値を上げる。ドイツではシーメンスヘルシナーズが取引初日を迎え8%値上がりしたほか、米国のCMEグループから買収提案を受けたNEXグループが30%以上の値上がり

2018/3/20    火

米国では、FBのザッカーバーグCEOが議会からトランプ大統領の選挙戦に関して英国のコンサルティング会社が不正に5百億人のFBユーザーにアクセスしたことに対して説明を求められることになり同社株は6.2%と大きく値下がりした。アップル、アルファベット、マイクロソフトなども値下がりして市場全体も値下がり。貿易摩擦がG20で主要な議題になるとみられ、産業関連株も軟化。欧州市場も軟化

2018/3/21    水

米国市場では先日に引き続きFacebookが続落。Snap IncやTwitterも値を下げる。OPECが減産を公表し原油価格が値上がり、その影響でエネルギー関連株が上昇。FOMCの会合を前にしてイールドが上昇し国債は下落、金融株が上昇。欧州市場では、銀行株がけん引して市場は値を上げたが、通信関連は値下がり

2018/3/22    木

Fedが金利を0.25%引き上げて1.5%-1.75%にしたが、パウエル議長のコメントは予想以下の穏やかなものとなったことから、ドルが下落し、イールドカーブが急こう配化したが国債は値を上げた。株式市場は薄商いの中方向性のない市場となったが、エネルギー関連が市場をけん引した。欧州では、WSJが中国が報復関税を考えていると報じたことを受けて貿易戦争の可能性から値を下げた

2018/3/23    金

トランプ大統領が中国に関税をかけたことから株式市場は6週間来の安値となった。ボーイング(-5.2%)、キャタピラー(-5.7%)、3M(-4.7%)など大型株が軒並み大きく下落。セクター別では公益株がわずかにプラスになったのみ。VIX指数は20を超え、安全資産で避難先となった国債は価格上昇。FBはザッカーバーグCEOが規制を受け容れることを表明し2.7%の値下がり。欧州株も、銀行、資源、テクノロジーなどの分野で値を下げて下落

3月第3週の市況

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2018/3/12    月

米国の労働統計が公表され、賃金上昇はそれほどでもなかったが新規就労者数は増加したことから欧米市場で株価は上昇。NASDAQはテクノロジー関連が上昇したこともあり史上最高値を更新。米ドルは日本円以外の通貨に対して下落し、WTIは62ドルを超える水準に上昇。欧州市場ではユニリバー、ネスレ、ブリティッシュタバコなど金利感応株が値を上げたが、ルフトファンザは2月の乗客数が予想以下で株価下落

2018/3/13    火

関税の問題がコスト高を産むと懸念されキャタピラーは2.4%、ボーイングは2.9%値を下げた。シンガポール拠点のBroadcommは財務省からQualcommの買収が不承認となり3.6%の下落

2018/3/14    水

米国市場ではインフレが予想していたほどの上昇でなかったため、米ドルは堅調で国債も値を上げた。ただし、株式市場は下落。原油価格は、米国内の増産があったために下落。ティラーソン国務長官がトランプ大統領に解任されマーケットにはマイナスの影響。マイクロソフト、FB、アルファベットなどが大きく下落。欧州市場でも株価が下落し、EURは値を上げた。

2018/3/15    木

米国では小売販売が思ったほど伸びず、個人消費が冷え込むのではないかとの懸念から市場は軟調。トランプ政権が中国に対して関税を課すことを検討していることもマイナス要因。中国の工業生産高は予想以上の伸びとなり、銅価格などが上昇し欧米市場で資源株を中心に値を上げる。欧州ではイタリアが政権の不一致が露呈し値を下げ、銀行株も軟調となり市場全体も値を下げた

2018/3/16    金

ニューヨークとフィラデルフィアの地区連銀のレポートが労働力不足を伝え、失業保険の新規届出が減少。数日来値を下げていたキャタピラーはリバウンド。中国のeコマース大手アリババは中国での上場を目指し3.4%値上がり。小売りのDollar Generalも販売が好調で値上がり。トランプ大統領のビジネス関連で米国の特別裁判所は召喚文書を交付