年末年始の取引

2019年の最終日になりました。日本が新年の夜明けを迎えるころ、アメリカの市場の2019年の最終日のデータがそろいます。アメリカは31日まで市場が開いているようです。ちなみにヨーロッパは、ロンドンもフランクフルトも基本的には市場はお休みのようです。New Year Eveと書いてあったので、多少、新年を迎えることを祝っているような気もします。

中国は、ご承知のように、新年明けてから本当の正月(春節)がありますね。来年は、1月24日から30日のようです。もちろんこの間、株式市場はクローズです。

日本は、大納会が12月30日で、年明けは、日本は曜日の関係で6日からですが、欧米市場は2日から営業しています。

世界の市場は、案外、同時にオープンしていることが少ないのです。

レポートを作る側としては、どこで年末として、どこから年始とするのか悩ましいところです。

というわけで、言い訳のようですが、

に掲載する市況データを、年末は12月30日まで、年始は1月6日からとすることにします。

12月第4週の市況

2019/12/23    月

政治的には北朝鮮や香港に関する不安は残るものの、市場は米中貿易紛争が収束に向かっていることに楽観的になっている。米国市場では、先物・オプションの清算日に当たり市場での取引高は急増したが、11月の個人消費が増加したこともあり、主要指数が史上最高値を更新。個別銘柄では北米での売り上げの伸びが予想以下となったNikeが1.2%値を下げる。欧州市場では、英国のジョンソン首相が議会の提案するスムーズなBrexitを承認する方向に変わり市場は最高値を更新。イタリア市場が堅調で、公益株のEnelはMoodys’がラテンアメリカでの見通しを引き上げ株価上昇、前日に引き続き大手銀行の支払い部門を買収したNexiが続伸した

2019/12/24    火

欧米市場は薄商いの中、市場は値上がりした。米国ではトランプ大統領が週末に第1段階の米中協議はすぐに締結されるとコメントし市場が楽観視し、また、ボーイング社のCEOが辞任したことにより同株が2.9%値を上げた。737MAXが生産中止に追い込まれたことから、欧州では航空費部品メーカーが値上がり。米国の個別銘柄では、Apache Corpが同業のフランスのTotalとスリナムで開発に乗り出すことが公表され、同株は17.3%値上がり。欧州市場ではECB理事が低金利の逆効果について言及し、銀行株は値下がり。ドイツやフランスの株式市場は横ばいであったが、英国ではFTMCが0.8%の値上がりし堅調

2019/12/25    水

米国市場では薄商いの中、SP500とダウは値を下げたが、AMDが史上最高値を更新したこともありNASDAQは幾分値を上げた。共同創業者のKalanick氏が完全に会社との関係が切れたUber Technologiesは0.4%値上がり。不動産関係が値を上げ、産業銘柄は値を下げた。欧州市場では、ドイツ、スイス、イタリアなどの市場がクリスマスにより休日。ドイツのBMWは米国の証券監視委員会から査察を受けたと報じられた。スペインの銀行BBVAはスパイ容疑に関してECBがスペインの上級裁判所に資料請求をお行い、同株は0.6%値下がり

2019/12/26    木

欧米市場はクリスマスにより休日。中国市場はほぼ横ばい。3%以上値を下げた日産自動車などにより日本市場は下落

2019/12/27    金

欧州市場はクリスマス休暇で休場。米国市場では、薄商いであったが、マスターカードが米国の消費者がショッピングシーズンにより多くのお金を使っているとレポートし、Amazonは4.4%の大幅な上昇。一般消費財はAmazonを筆頭に大きく上昇。737MAXの生産中止のボーイングは株価が0.9%下落。そのためダウは上昇したものの伸びは制限された。新規失業保険申請数も減少
 

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