4月第2週の市況

2023/4/10    月 

欧米市場は、Good Fridayのために休場

2023/4/11    火

米国史上では、先週末の雇用統計を分析し、今週に公表されるインフレ統計や銀行の決算などを前にまちまちの状態であった。経済に敏感な運輸、半導体、小型株などが堅調であった。一方、NASDAQは大型株が軟調だったので値下がり。ダウとSP500は値上がり。Pioneer Natural Resourcesはエクソンモービルが予備的な買収交渉を行ったことから株価は5.8%上昇。欧州市場はイースターのため休場

2023/4/12    水

米国市場では、水曜日のCPIデータの公表前に、まちまち。産業、運輸、素材などの景気感応度の高いセクターが上昇。ダウは値をあげ、NASDAQは下落。SP500は横ばい。Coinbase Globalなどの暗号通貨関連は10%前後値を上げた。Modernaはインフルエンザワクチンの実験に失敗して株価が3.1%下落。欧州市場では、市場全体では1ヶ月来の高値を更新し、フランスではCAC40が史上最高値を更新した。ドル安が、金属価格の高騰を招き鉱業株は3.6%の値上がり。自動車もセクターで1.8%上昇

2023/4/13    木

米国ではFOMCの議事録が公開されメンバーの数名から地銀の流動性リスクについて懸念が表明されていたことが判明し、株式市場は値を下げた。一方で、公表された消費者物価指数は予想より低い数値であった。アメリカン航空は予想以下の第1四半期収益を公表し、株価は9.2%下落。欧州市場では、米国のインフレが収まっていることが好感され株式市場は22年ぶりの高値となった。金利感濃度の高い不動産セクターが値を上げたが、テクノロジーや旅行・レジャーといったセクターが下落。AB Volvoは第1四半期の売上・収益ともに史上最高を更新し株価は7.4%上昇

2023/4/14    金

米国では、消費者物価指数に引き続き、企業物価指数も予想以上に鈍化し、新規失業保険申請者数が予想以上に増加。Fedの金融政策が緩和されるとの見方からAmazon、マイクロソフト、アップルなどの株価が上昇し、NSDAQは2%以上の大きな上昇となった。コミュニケーションサービスや一般消費財などのセクターが大きく上昇。Netflixは投資会社が新規顧客の伸びにより収益性が向上するとコメントしたことから株価は4.6%上昇。欧州市場では、LVMHが第1四半期の売り上げが17%増となり株価が5.7%上昇。エルメス、Richemont、Keringなどの高級品株が軒並み上昇し、フランスの株価指数CAC40は3日連続で史上最高値を更新。ヘルスケア関連のNovo Nordiskは、通期の見通しを上昇修正し株価は1.1%上昇。英国では2月のGDPが予想以下となったことから株式指数FTSEの上昇は限定的

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