月初の焦点はインフレと利上げであった。ECBが今年複数回の利上げを行うと示唆したことからイールドが上昇し銀行株が値を上げた。イールドが上昇したことは銀行株や商品株にはプラスに働いたが、テクノロジー関連を中心とするグロース株には逆効果であった
月中にかけて、ウクライナ問題が大きくクローズアップされた。米国のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)はここ10年以上っで最低の水準になり、欧州市場では、旅行関連と銀行関連を中心に値を下げた。米国のFRBは議事録を公開し、利上げへの姿勢が思われていたほど高姿勢なものではないことが判明
月末になると、ウクライナへのロシアの侵攻とそれに対する各国の反応が市場に悪影響を及ぼす。英国はロシアに対する制裁リストを公表し、ドイツはガスパイプラインを凍結。原油価格は1バレル当たり100ドル付近となり、欧州市場では、再生エネルギー銘柄が大きく値を上げ、BAEシステムズなどの防衛銘柄も上昇