高年期もエンディングノートが大切
毎年の収支の情報が一番大切だったのものが、更年期になると資産と・負債の情報が大切になる。これが高年期である。ファイナンシャルプランニングの焦点が変わるのである。ファイナンシャルプランニングのツールでいえば、毎年の収支情報をまとめたものがキャッシュフロー表、資産と負債の情報をまとめたものが個人向け貸借対照表になる。高齢期になると個人向けの貸借対照表の作成に資するライフプラン分析が必要になる。資産・負債の情報をまとめると相続の問題を考えやすい。
世代ごとの対応策
壮年期
自分が平均からかい離していると考えられる人(企業経営者やプロスポーツ選手など)についてはプロのFPのアドバイスを参考にするとよいであろう。そうでない人については、自分でライフプラン分析を行ってみることをお勧めする。図表3で示したワークシートはこちらからダウンロードできる。それでも不安なときは、プロのFPに相談すればよい。
中年期
ファイナンシャルプランニングの重要性をもっとも認識している世代であろう。ベースになる金融の基礎知識(リテラシー)により対応がわかれる。金融知識の豊富な人は、ライフプランの整理を中心として、そうでない人は、トータルなファイナンシャルプランニングについてプロのFPのアドバイスを受けるとよい。
高年期
この時期の専門家はたくさん存在する。税理士、司法書士、保険代理店、不動産会社、FPなどである。そして誰をキーにして相談するかで対応は異なる。税理士、不動産会社、保険会社など自分で個別に対応することになるととても大変である。そういった観点から、FPをキーにすることは意味がある。この場合、税理士や司法書士、不動産会社などの専門家にしっかり対応できるFPを選択したい。
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