12月第5週の市況

2021/12/27    月

欧米市場はクリスマスのため休場

2021/12/28    火

米国市場では、オミクロン関連でフライトのキャンセルが相次ぎ航空関連株が値を下げたが、マスターカードがイーコマースの売り上げが堅調でショッピングシーズンの個人消費が8.5%増加したと報じたことから市場は上昇。全米でフライトは800以上キャンセルされ航空指数は0.6%下落し、Norweigian Cruise Line、Royal Caribbean Cruise, Carnival Corpなども1.1%~2.3%値を下げた。Tesla,マイクロソフト、アップル、メタ・プラットフォームなどは0.9%~3.3%値上がり。欧州市場も薄商いの中、テクノロジー、ヘルスケア関連にけん引されて市場は上昇。製薬会社のRocheは、米国のFDAから14歳以下にも自宅で使えるコロナ検査キットの緊急認可を得た

2021/12/29    水

米国ではCDCがコロナによる隔離期間を10日から5日に短縮し、アップルはニューヨークの店舗を閉鎖するという動きがあったが、市場はテクノロジーとコミュニケーションサービス関連が値を下げ、全体としては幾分値を下げた。インドネシアがボーイング737MAXに対する禁止を解除しボーイング株は1.5%上昇。欧州でも、フランスがコロナ関連の規制を強化し、英国とスペインでは感染者数が増加したが、市場はヘルスケア、産業株を中心にほぼすべてのセクターで値上がり。スイスの化学会社ClariantはBASFの北米部門を買収することで合意し、Clariant、BASFともに0.3%の値上がり

2021/12/30    木

米国ではSP500が史上最高値を更新。NikeとWelgreens Boots Allianceが堅調で小売り関連が値を上げた。デルタ航空やアラスカ航空が数百のフライトをキャンセルしたことから航空関連は値下がり。エネルギーと消費サービスも値を下げたが、そのほかのセクターは値上がり。欧州市場では、Novo Nordisk, Novartis, Rocheなどの製薬関連が値を下げ、さらに、テクノロジー関連も値を下げたので、市場は全体として少し値を下げた。独仏西の市場では値を下げたが、オミクロン株への懸念の緩和から原油価格が上昇し、そのため、ロンドン市場は値上がり。ドイッチェバンクは銀行間金利の操作に関して5000万ドルの下記を課せられ株価は1.4%下落。BMWは電気自動車関連で6000名の雇用を増やす計画を公表し、株価は0.6%下落

2021/12/31    金

米国市場では、休日シーズンの薄商いの中、新規失業保険申請者数が減少したが、株価は低下。不動産などのセクターは上昇したが、11のうち7つのセクターは下落。シカゴPMIは63.1ポイントになり予想以上に上昇。Biogenは韓国のサムソン・バイオロジックスが同社の買収について否定し、Biogen株は7.1%下落。欧州市場では、オミクロン株に関する規制が2022年にかけて継続する必要がないとの認識から市場は楽観し、幾分値を上げた。独伊などの市場は休場。
 

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