2021/4/19 月
米国市場では、金融関連がけん引して市場は上昇。大手行で最後の決算発表になったモルガンスタンレーは四半期利益が150%増になったが、ヘッジファンドのArchegos関連で10億ドルの損失を計上して株価は1%下落。JPモルガン、ゴールドマンサックス、バンクオブアメリカ、ウェルズ・ファーゴなどの銀行株が上昇。トルコがビットコインの使用を禁じたためにビットコイン関連は株価下落。原油価格が下落したためにエネルギー関連は下落。その他のセクターは値上がりし、VIX指数は14か月来の低水準となっている。欧州市場でも市場は上昇。自動車価格の高騰と中国での需要に支えられてダイムラーは2.7%上昇。EU圏での3月の自動車登録は87.3%増となった。バンク・オブ・アイルランドはベルギーのKBCグループのアイルランド部門を買収し株価は8.4%上昇
2021/4/20 火
米国市場は株価下落。Teslaは自動運転でクラッシュ事故を発生し従業員が2名死亡して株価は3.4%の下落。そのほか、マイクロソフト、Amazonなどが株価下落。英国政府がARMホールディングスの買収について安全保障の観点から精査するとコメントし、Nvidiaは3.5%の株価下落。コカ・コーラはワクチンの普及などにより収益が予想を超えたために株価は0.6%上昇。Game StopはCEOが辞任したことから株価が6.3%上昇。欧州市場では米国市場に連動し、また、通貨ユーロが上昇したことから株価下落。自動車・部品の株価は下落したが、フランスの自動車部品メーカーFaureciaは、中国市場が堅調なことから株価上昇。サッカーのユベントスは、マンチェスター・ユナイテッドとともにUEFAを脱退すると宣言し、株価は18%上昇。デンマークのDanske Bankは和蘭当局からマネーロンダリングにCEOが加担したとされ、株価は3.4%下落
2021/4/21 水
米国市場では、旅行関連銘柄が値を下げ市場全体も値下がり。JetBlue,アメリカン航空、Norwegian Crouse Line、Carnivalなどが5%以上値を下げた。鉄道会社のカンザスシティサウザンはカナディアン・ナショナルからの買収提案額が50憶ドル上昇し、株価は15%上昇。JPモルガン、バンクオブアメリカ、シティ、ウェルズファーゴなどの大手行が値を下げたために金融株が下落。欧州市場では、たばこ会社が下落して市場も大きく下落。ブリティッシュ・アメリカン・タバコとインペリアル・ブランズはともに7%以上の下落となり、上場している英国のFTSEは2%の値下がり。そのほかドイツのDAXも1.6%の値下がりとなったが、BMWは高い価格を維持できたこと、中国の需要が下支えしたことなどから予想以上の好決算となり株価上昇
2021/4/22 木
米国市場は上昇。Netfliexは視聴者数が予想ほど伸びなかったことから株価は7.4%の下落。Intutitive Sergicalは決算が予想を超えたために9.9%の値上がり。バリュー株がグロース株を上回り、さらに、小型株中心のRussell2000はより上昇し2.4%の値上がり。ベライゾンコミュニケーションも第1四半期の購入者が予想以下となり株価が0.4%値下がり。欧州市場では、ヘルスケア関連を中心に市場はリバウンド。スイスの医薬品ロッシュは3%の株高。ASMLは通年の予想を上方修正し4.1%の株価上昇。ライバルの、ASMinternatuionalも1.2%の上昇。ドイツのヒューゴ・ボスはフランスのLVMHが買収に意欲を示していると報じられ6.7%の株高
2021/4/23 金
バイデン政権がキャピタルゲイン税を約2倍にすると報じられ、市場では利益確定の動きが出て市場は下落。主要株価指数はすべて下落。アメリカン航空やサウスウェスト航空は予想より赤字幅が縮小したが、株価は、それぞれ4.6%と1.6%の下落。インテルは四半期売り上げが予想以上となったが、株価は約1%下落。一方、パンデミック関連でスマートホンフォンやエディア関係が好調であったAT&Tは4.2%株価上昇。製薬会社のBiogenは筋萎縮障がい関連の売り上げが増加したが、アルツハイマー関連ですでに認可されている治療に対して疑義が生じたことから株価は4.0%の下落。欧州市場では、ECBが緩和的な金融政策を維持したことから株式市場は上昇。ネスレはここ10年で最高の売り上げ増となり株価は3%上昇。クレディスイスはヘッジファンドのArchegos関連で7.57億スイスフランの引き当てを計上し株価は2.1%下落。米国のバイデン政権が温室効果ガスを2030年までに50%削減するとコメントしたことから、VestasやSimens Gamesaなど代替エネルギー関連が上昇