ライフプランニング~その1
資産は2,000万円で足りるか?
森永様世帯の現在の貯蓄額が2,000万円だとします。「これから先、暮らしていくのに、2,000万円で足りるのだろうか?」という不安があるでしょう。2,000万円で足りるのかを計算してみようと思います。“2,000万円で足りるのか?”という言葉には、貯蓄を取り崩すということが前提になっています。
毎月5万円ずつ取り崩すとしたら、2,000÷5÷12=33年と計算できます。
毎月5万円ずつ取り崩すとすれば33年は大丈夫ということになります。33年後、正彦様は98歳、薫子様は96歳ということになります。
90歳代の後半まで残っているのであれば大丈夫ですね?…本当でしょうか?
収入を確認しよう
収入を確認してみましょう。リタイア後の主な収入は年金です。公的年金といわれる年金が主なものになります。公的年金で覚えておいたほしいことは、年金は、原則として、世帯で受給するものではなく、一人ひとりが受給するものということです。ですから、正彦様と薫子様の年金は、原則として、それぞれが受け取るものなのです。
公的年金は、基礎年金(国民年金)と厚生年金保険に分類されます。日本に住んでいる人であれば、だれでも加入しているのが基礎年金。そして、サラリーマンや公務員の人が加入しているのが厚生年金保険です。
つづく