直販ファンドの主張は半分だけ聞いておく

どんなファンドでもパフォーマンスで評価する

有名なFP・経済評論家の主張を参考にするとき、注意が2つ必要です。一つは、書いた記事を参考にするのであれば、内容が時期的に陳腐化している可能性があること。もう一つは、スポンサーの存在により話が歪められている可能性があることです。

直販ファンドのセミナーは営業の場

直販ファンドとは、さわかみ投信、セゾン投信、鎌倉投信などが設定する投資信託(ファンド)をいいます。これらの運用会社は、直接、投資家にファンドを販売するスタイルをとっていることから、直販ファンドと呼ばれています。

直販ファンドの特徴は、大手金融機関で勤務していた人が自分の思いを抱いて、ファンドを設立する場合が多いということです。「大手金融機関では、手数料獲得のために自分の意図するものと異なるファンドを取り扱っていたが、もっと投資家の視点に立ったファンドがあったほうがよい」というのが創業者の思いのようです。

当然、投資家の視点に立ったファンドと主張すれば投資家には歓迎されます。ところが、直販ファンドにとって投資セミナーは重要な営業戦略になっています。直販ファンドのセミナーは自分たちの思いを伝える場であるとともに営業の場になっていることを理解しておきましょう。

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大きなイベントが発生した時、ファンドの真価が問われる

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