9月第5週の市況

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2018/9/24    月

SP500のテレコムセクターがなくなりコミュニケーションサービスという新セクターに合併されると予想されており、そのせいで取引量が上昇。米中の関税問題の先行きが楽観視される中、ボーイングは1.3%値を上げ、ダウは史上最高値を更新。いわゆるFAANG銘柄がすべて下落したこともありSP500、NASDAQは下落。Micronは関税が収益に影響を与えると公表し2.9%値を下げる。欧州市場でも関税問題に対する楽観感から、感応度の高い資源、自動車関連が値を上げ市場全体も値を上げた。

2018/9/25    火

米中の関税対話が破断して追加関税が課されたことから欧米市場は軟化。ただし、アップルは追加関税対象外となり同株は上昇。Facebookも値を上げたことからテクノロジー関連は上昇。サウジアラビアとロシアが早急な増産対応しなかったために原油価格が上昇しエネルギー関連は値を上げる。一方、Fedによる利上げが予定されていることから、金利感応度の高い消費財関連は下落。欧州ではM&A関連の追い風があったものの、米中の関税問題で自動車株が大きく下落

2018/9/26    水

半導体関連が評価が下げられ値を下げたことが原因でSP500は値を下げた。Fedの利上げ関連で不動産が値を下げ、金融株も軟化。国債も軟調。労働市場は2000年レベルの好調な状態であり、そのため一般消費財が上昇。原油価格は上昇し、ブレント原油は81ドル超え。英国では2回目のBrexitの国民投票がうわさされポンドは値を上げる。

2018/9/27    木

米国では、Fedが金利を2-2.25%に引き上げることを決定。市場では2018年内に再利上げがあり、2019年、2020年と利上げが続くと予想。公表された直後、市場は軟化。金融株は1%以上値を下げ、金利感応度の高い不動産や公益株も1%以上値を下げる。ComcastがSKYを買収することになり、21世紀FOXと同社を買収するウォルトディズニーはいずれも株価上昇。欧州市場では、Brexitとイタリア財政に対する懸念が低下したことから市場は堅調

2018/9/28    金

米国では、新しくできたコミュニケーションサービス分野がけん引して市場は値を上げた。アップルは外部評価が上がり2%以上値を上げ、Facebookやアルファベットも1%以上値を上げた。また、Fedの米国経済に対する強気の見方も市場を後押しした。その他、ニューヨークで実店舗をオープンさせたAmazonも値上がり。欧州市場では、イタリア政府が予算の編成前に経済相が辞任する事態となりイタリア株式が下落。市場全体としてはわずかに値を上げる

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