終活を考える

先日、いつも見慣れている教会の前から霊柩車が走り出した。霊柩車を見るのはそれほどまれなことではないが、『教会X霊柩車』の組み合わせに出くわしたのは久しぶり。「そうか、教会で葬儀も行うんだ」と改めて感じられた。

そう、私の意識の中では、教会は週末のお祈りをやっているところであり、バザーなどを開催しているところ。地域の人たちへの福祉活動をしているところで、その延長に葬儀がある。だから、教会へのイメージは『死』ではなく『生』

日本のお寺のイメージは、残念ながらまるで逆。お寺は、葬儀を行う場所であり、葬儀以外では観光の場所お寺は、『日常』を取り扱う場所ではなく、『非日常』を取り扱う場所になっている。

お寺の経営が苦しいという話を聞くことが多いが、それは、お寺が『日常』にかかわる場所でなくなっているからではないだろうか。



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