不安と不満を細分化しよう
わたしたちは実体のない金融商品で資産運用をしようとするとき、不安を感じるものです。特に、投資経験のない場合にはこの傾向が顕著に表れます。そういったときは、わたしたち自身が持っている不安や不満を一つずつ交通整理をしてあげることによって、不安や不満を解消してみるとよいでしょう。
わたしたちが持っている不安や不満は大別すると、(1)ファンドの運用に対する不安や不満と、(2)ファンドのしくみに対する不安や不満に大別することができます。(1)の要因はファンドにより変化しますが、(2)の要因は金融商品や投資信託といった仕組みそのものに起因するものです。
ファンドの運用に対する不安や不満をさらに細分化
ファンドの運用に対する不安や不満は、さらに、(A)ファンドの運用そのものに対する不安や不満と、(B)運用を比較することができないことに対する不満に分類することができるでしょう。たとえば、「もっと儲かると思っていたのに資産が全然殖えない」という不満は(A)に分類され、「比較するための情報を収集できない」という不満は(B)に分類されます。