10月第1週の市況

先週の市場はコチラ

2017/10/2 月

米国ではトランプ大統領とマヌーティン財務長官が、元FRB理事のウォーシュ氏と次期FRB議長について面談。市場ではウォーシュ氏の考えが金融機関に有利と見て金融株が上昇。PCEの上昇、個人消費は予想を下回るものであったが、SP500、NASDAQ、Russell2000はいずれも史上最高値を更新。欧州では、ドイツの失業率が5.5%と史上最低まで低下し、市場全体は上昇

2017/10/3 火

米国では製造業指数が13年ぶりの急激な上昇となり、株式市場、米ドルともに上昇。中国も工場統計が堅調。欧州では、スペインのカタロニア地方の独立問題がマイナス要因となり、スペイン株は下落、イールド上昇。ただし、ドイツ株式は上昇し、Monarch Airlineが倒産した航空関連も上昇し、市場全体としては株高。ユーロは安い

2017/10/4 水

米国では自動車販売が今年一番の水準になり産業株を中心に上昇。欧州では、米国市場の影響を受けて金融株と鉱業株が堅調。また、前日値を下げたスペイン市場の値下がりに歯止めがかかり、スペインの銀行株は上昇。ユーロも上昇。

2017/10/5 木

米国ではISMサービス指数が12年ぶりの大幅な上昇となったため消費関連株を中心に値上がり。NettflixやAmazonが堅調。欧州ではカルロニア地方の独立問題でスペイン株式が軟化。特に、同州に地盤のある銀行が軟調で、イタリアでもイールド上昇により銀行株が軟化。ドイツは銀行が祝日のため市場は休日

2017/10/6 金

米国ではFedの幹部から経済成長に関して楽観的な見方が示され、工場受注も予想以上であったことから市場は続伸。SP500、ダウともに史上最高値を更新。VIX指数は史上最低水準。欧州ではカタロニア地方の独立が急速に進まなかったことからスペイン株がリバウンド。市場全体も上昇

 

 

9月第5週の市況

前週の市況はコチラ

2017/9/25 月

北朝鮮関連の緊張感の高まりが株式市場にマイナスの影響。SP500はわずかに値を上げたがDOWは値下がり。国債と金は値上がり。OPEC参加国の会合がウィーンで開催されるということで原油価格は上昇。金属価格は北朝鮮の問題と中国の格下げから値を下げる。欧州市場では日曜日にドイツの総選挙を控えてDAXは横ばい

2017/9/26 火

北朝鮮問題の緊張からVIX指数が上昇。安全資産として国債や原油が上昇。株式市場ではアップル、FB、マイクロソフトなどのテクノロジー関連が軟化し市場全体も軟調。欧州市場ではドイツのメルケル政権が勝利したものの極右勢力の勢力の拡大によりユーロは軟化。ドイツ株式は上昇。フランス市場では幾分軟化。金融株が弱く、ヘルスケア、エネルギー、産業株が強かった

2017/9/27 水

米国では安全資産から資金が戻ってきて、国債、金、日本円などが低下。イエレンFRB議長は、金融引き締めは極めて緩やかと発言。市場は好感し小型株を中心に価格上昇。テクノロジー株もリバウンド。欧州では、原油価格の上昇からロイヤルダッチなどの大手石油関連株が上昇。ネスレは株主からの要求もあり初めて利益率の目標を設定。株価は上昇。

2017/9/28 木

米国ではトランプ政権の減税プランが年内に法制化される見通しとなり、イエレンFRB議長も12月に利上げに前向きな発言をしたことから、米ドルが上昇しイールドは低下。株式市場は景気の好転に伴い収益が期待できる銀行株・テクノロジー株を中心に値を上げた。SP500は史上最高値を更新し、小型株も堅調。欧州でも、金利高、インフレ高、証券化価格高を目指す、”トランプフレーション”が好感され、銀行株がけん引して市場は上昇

2017/9/29 金

投資家はトランプ政権の減税プランを様子見ではあるが、小型株を中心に市場は値上がりし、Russell2000は0.5%上昇し、SP500も史上最高値を更新。ただし、PEレシオで見るとSP500もRussell2000もすでに割高感がある。セクターではヘルスケアが、銘柄ではマクドナルドが上昇