ファンドの特徴
このファンドは、ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファンド・オブ・ファンズ方式を採用しており、DWSインベストメントGmbHが運用するXトラッカーズ MSCIワールド(ETF)とブラックロックが運用するiシェアーズ・コア・グローバル・アグリゲート・ボンド(ETF)に投資する仕組みです。
年1回収益分配金が支払われる仕組みですが、設定来、収益分配金が支払われた実績はありません。NISAではつみたて枠も成長投資枠にも投資対象ファンドになっています。ドイチェ・アセット・マネジメントのファンドで、つみたて枠、成長投資枠のいずれにも該当しているのはこのファンドのみです。
運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、11.21%、10.30%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較すると、リスク・リターンともに下回っています。TOPIXとの相関係数は0.7程度になっています。セゾン投信が運用する「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、ほぼ同程度になっています。
※ 202年8月時点で入手可能な情報に基づいて記入しています
ポートフォリオ
株式50%、債券50%(基本)
株式49.1%、債券49.3%、現金等1.5%(2024 年7月現在)
運用体制
アクティブ/パッシブ
パッシブ運用
販売会社
SMBC日興証券、イオン銀行、楽天証券など |
資産残高の推移
ファンドは2017年12月に設定。その後、ファンドの純資産残高はほぼ右肩上がりに順調に増加し、2024年8月末時点で、10.5億円の純資産残高になっています
購入時手数料等
なし
信託財産留保額
信託報酬
年0.4035%±0.01%
収益分配金
2017年のファンド設定以来、収益分配金が支払われた実績はありません
このファンドに対するコメント
このファンドのアピールポイントは、ドイチェ・アセット・マネジメント唯一のNISAつみたて投資枠適格ファンドということになるでしょう。アクティブ運用が多い同社の中で、NISA経由での投資を受け止めるために設定されたファンドといえるでしょう。「LSEG リッパー・ファンド・アワード・ジャパン 2024」では、最優秀ファンドの評価を受けています。
債券の投資先ファンドは、ブルームバーグ・グローバル総合インデックスに連動する(パッシブ運用)ことを目指していますが、ベンチマーク指数は、先進国のみならず新興国にも、国債だけでなく証券化証券などにも投資する内容です。実際に、上位保有10銘柄のうち証券化証券が6銘柄、中国国債が2銘柄含まれています。株式の投資先ファンドには、アップル、マイクロソフト、Amazonといったおなじみの銘柄が並んでいます。感覚としては、米国の株式と信用リスクが少し上乗せされた債券に投資していると考えるとよいでしょう。
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